【京のおばんざい】おせちの芋を使って「味噌芋もち」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2019.12.24

おせち料理のお煮しめは、残ってしまうとなかなか片付かないのが、芋類。
そんなときは、味噌を混ぜて「味噌芋もち」を作ってみてください。
おやつとしても、お酒のおつまみとしても、つい手が出るおいしさに。わが家では味噌芋もちを食べるという前提で、多めに「お芋さんのお煮しめ」を作るくらいです。

 

味噌芋もちの作り方
里芋、八頭、海老芋など、お煮しめにした芋なら何でも使えます。ちなみに里芋と小(子)芋は、呼び方は違いますが同じものですよ。味噌は、京都では白味噌を用いますが、他の味噌でもかまいません。味噌と混ぜた時のお味は、少し頼りないくらいで十分。冷えると塩分を強く感じるからです。
くっつきやすいので、フライパンはテフロン加工がおすすめ。テフロン製でない場合は、油を少し多めにひいてください。

 

【材料】
・芋(今回は里芋を使用):200g
・味噌(今回は白味噌を使用):20g(白味噌以外の場合は15~18gで調節する)
・油:適宜

 

お煮しめの里芋

 

【作り方】
1./鍋に里芋を入れ、かぶるくらいの湯(分量外)を入れて、火にかける。ひと煮たちさせて、湯を捨てる。この工程は、芋の塩抜きをすることと、温めて次の工程をしやすくするため。また適度な水気を含むことで、芋に粘りが出ておいしくなる。
2./芋が温かいうちに、フォークでつぶす。

固まりが残っていてもOK

 

3./2に味噌を入れて、混ぜる。
4./3を4つに分け、手水をつけながら、薄い小判型に成形する。この工程で、好みのなめらかさにする。コロコロした芋の食感を残すもよし、ペースト状にするもよし。ただし水分が多いと、次の工程でベチャッとして焼きにくくなるので、固めに作るのがコツ。
5./フライパンに多めの油をひき、両面がきつね色になるまで4を焼く。

油を足しながら焼く

おせちの芋がおいしく変身

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

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編集部
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