寒い季節には、土の下でしっかりと育つミネラル豊富な根菜をたくさん食べたいですね。その根菜のひとつ、ごぼうは、「新ごぼう」といわれる春と、晩秋から冬にかけて固くてシャキシャキとした歯ごたえが美味しいいわゆる「ごぼう」と、年に2回の旬があります。今回は、寒くなってきたこの季節にたくさん出回っているごぼうと舞茸を使って、味噌とごまで味を整えた春巻きを作ってみました。
サクッと揚げた春巻きの中は、ごぼうの香りと食感に舞茸の香りと歯切れの良さが、ほどよく合わさり、片栗粉でコーティングした鶏ささみのとろみに味噌とごまが優しい味の春巻きです!
【材料】
・鶏ささみ:250g
・ごぼう:1/2 本
・舞茸:1パック
・青じそ:10枚
・春巻きの皮:10枚
・味噌:大さじ1.5~2
・練りごま:大さじ1/2
・すりごま:大さじ1/2(練りごまが無い時は、すりごまを大さじ1にする)
・みりん:大さじ1
・日本酒:大さじ1
・塩:少々
・生姜:薄切りにして2~3枚
・ごま油:大さじ1~2
・片栗粉:適量
ごぼうと舞茸が美味しい
【作り方】
1./鶏ささみは、5mmぐらいの厚さの削ぎ切りにし、幅の広いものはさらに半分に切って、日本酒大さじ1と塩少々を全体にふり10分ほどおき、片栗粉を薄くまぶしておく。ごぼうは薄く切っておく。舞茸は根本に固い部分があれば、切り落として小さく手でわけておく。
材料の下ごしらえは、丁寧に!
2./鍋に生姜の薄切りを入れて湯を沸かし、1で片栗粉をまぶした鶏ささみを入れる。お湯をくぐらせるようにして、引き上げる。片栗粉でコーティングされた鶏ささみが、程よく全体のとろみになる。
片栗粉のとろみでコーティング
3./フライパンにごま油大さじ1を入れ、ごぼうを炒める。ごぼうの香りが立ってきたら、舞茸を入れて、さらに炒める。油が足りないようであれば、残りのごま油大さじ1を追加する。舞茸がしんなりしたら、2.でできた鶏ささみを入れて全体を混ぜ合わせる。最初にみりんを入れる。少し炒めたら、次に練りごまと味噌を入れ、それぞれが溶けるように全体をよく混ぜる。最後にすりごまを入れて、春巻きの具のできあがり。冷ましておく。
ごぼう、舞茸、鶏ささみの順番に
味噌と胡麻が美味しい味つけに!
4./春巻きの皮を広げ、青じそをおき、その上に3.でできた具を適量のせて巻く。巻き終わりは、小麦粉(分量外)を水で溶いたものをつけてしっかりと閉じておく。10本巻く。
皮を破らないように巻く
5./揚げ油(分量外)は、150℃~160℃の低温で入れて、徐々に温度を上げる。時々、裏表を返しながら、きつね色になったらできあがり!
サクッとトロっと召し上がれ!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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