小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、27年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「ナスの味噌炒め 簡潔、ご飯にぴったり」を再現してみましょう。
ナスは数ある秋野菜の中でも、特に日本人にはなじみが深くさまざまな調理法で嗜好されてきた重要野菜だと小泉先生はいいます。「ナスを焼いてショウガ醤油で食すのもシンプルで美味ですが、味噌を加えてみたら、非常に美味しく仕上がり、ご飯のおかずにもぴったり」(小泉先生)
この時季はよく作られているそうです。
「ナスは幾分黒色を帯びた紫紺色で、表面は油に染まってテカテカと光沢している。その脇には、やや赤みを帯びた山吹色の豚肉が、ブヨブヨとした透けた脂肪身を抱えながらあちこちに横たわっている。そしてその全体を味噌の茜色がしっかりと染めていた」(小泉先生)
【材料】
・ナス:6個
・揚げ油:適量
・豚バラ肉:120g
・油:大さじ2
・刻みニンニク:少々
・刻みショウガ:少々
・豆板醤:小さじ1
・赤味噌:大さじ2
・酒:大さじ1
・スープ:カップ1/2
・砂糖:大さじ1
・水溶き片栗粉:大さじ2
・ゴマ油:少々
【作り方】
1./ナスはヘタを取って縦二つ割にし、切り口に浅い切れ目を入れて油で揚げる。
170度くらいで
2./フライパンに油を熱し、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を炒め、刻みニンニクと刻みショウガを加え、さらに豆板醤と赤味噌を混ぜながらのばす。
まんべんなく混ぜ炒める
3./2に揚げたナスを入れて炒め、酒、スープ、砂糖を加える。
ひと煮たちさせる
4./最期に水溶き片栗粉とごま油を加えて完成。
風味と照りをつけて
出来上がり
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