ナス好きなお子さんだけでなく、ナスが苦手というお子さんにもぜひ試していただきたい一品です。三温糖と味噌の甘辛い味つけは万人受けしますし、肉の旨味と相まって食欲を刺激します。とろみをつけることで7~8ヵ月のお子さんでも食べやすい離乳食メニューになります。
■適齢期:離乳中期(7〜8ヵ月)
■塩分:0.1g(鶏ひき肉を使った場合、1食分)
【材料】(子ども2食分)
・なす(皮をむいて):50g
・鶏ひき肉(豚ひき肉でもOK):10g
・水:1/2カップ
・三温糖:1g
・味噌(料亭の味 無添加有機味噌):2g
・水溶き片栗粉:片栗粉小さじ1、水小さじ1
材料はいたってシンプル
【作り方】
(1)なすは1cm角のさいの目に切り水に漬けておく(約5分)。
すぐ水に漬けると変色を防げる
(2)1を水で柔らかくなるまで煮る(中火で約5分)。
指で簡単に潰せる柔らかさが目安
(3)鶏ひき肉(豚ひき肉)に少量の水(分量外)を加えバラバラになったら、水ごと2に入れて煮込む(アクが出たらすくい取る)。
アクは軽くすくい取ればOK
(4)三温糖と味噌を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけたら出来上がり。
水溶き片栗粉でとろみをつける
出来上がり
【ワンポイントアドバイス】
■ひき肉は細長く繋がっている商品が多いので、肉がひたる程度の水に漬けて軽くなじませるとバラバラになります。また、ひき肉が水分を吸って柔らかく仕上げることができます。
■ナスの皮は口の中に残って飲み込みにくいので、皮をむいて調理すると小さなお子さんでも食べやすくなります。
■鶏ひき肉ならさっぱりと、豚ひき肉ならジューシーに仕上がります。
レシピ=小野友紀/武蔵野短期大学准教授。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事−離乳食から幼児食まで−』(芽ばえ社)など。