小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、27年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「ヤリイカのオリーブ焼き 美味さが止まらない」を再現してみましょう。
アメリカの南カリフォルニア沖で獲れるヤリイカは、日本近海のヤリイカと違って15センチほどと小ぶりで、冷凍してから日本に送られます。日本のスーパーなどに並ぶボイル済みの赤色をした小型のものがカリフォルニアヤリイカだそうです。小泉先生は、生の身で売られているものが入手できた時にオリーブ焼きにしているとのこと。
イカには脂がほとんどないので、オリーブの実とオイルで焼くのが一番だといいます。
「イカとイカの身の間から甘酸っぱいケッパーの実や、ライプオリーブの深みのある味などがアクセントとなって囃し立ててきて、もうどうにも止まらなくなる」(小泉先生)
【材料】
・生のヤリイカ:8杯(今回は小ぶりのもの12杯ほど)
・赤ピーマン:1個
・ライプオリーブ:3個
・酢漬けのケッパー粒:大さじ2
・ニンニク:2片
・塩コショウ:適量
・バター:大さじ1
・オリーブ油:大さじ3
・ブランデー:大さじ3
・刻みパセリ:大さじ1
【作り方】
1./ヤリイカは足を抜いて腸と目玉をとり、洗ってから胴の皮をむく。塩コショウをする。
イカの水気を拭いておく
2./赤ピーマンとライプオリーブは粗くみじん切りにする。フライパンにバターを溶かし、みじん切りにした赤ピーマンとオリーブ、ケッパーを加えて炒める。
炒めた後は別の皿に取り出す
3./そのフライパンにオリーブ油を熱し、薄切りのニンニクを炒める。強火にしてヤリイカを入れて焼き、ブランデーを入れて炒め続ける。
アルコール分をとばす
4./3に2を戻し、刻みパセリを加え手早く混ぜる。お皿に盛って完成。
ニンニクの香りがよい
出来上がり
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