生の赤唐辛子が出回る時季になりました。旬の生赤唐辛子を使って、辛味調味料「コーレーグース」を作ります。沖縄ではレストランや家庭でも常備される調味料。本場では島唐辛子と泡盛で作りますが、今回は焼酎と入手しやすい赤唐辛子で作ります。
「コーレーグース」の作り方
作り方はごく簡単、焼酎に赤唐辛子を漬け込むだけです。ラー油の油っぽさや、タバスコのような酸味がないので、辛みだけを加えたい時に使いやすい辛味調味料です。焼酎は乙類の香りの高いものより、甲類の香りが少ないものの方がクセがなく、どんな料理でもマッチします。
※作る際には必ず手袋をしてください。素手で扱って目などを触ると危険です。
【材料】
・生の赤唐辛子と焼酎(25度以上)を1:3の割合
※生の唐辛子がない場合は、乾燥の鷹の爪でも代用できます。
今が旬の生の赤唐辛子
【作り方】
1./赤唐辛子を洗い、ヘタを手でつまんでとり、水気を切っておく。ヘタを取ってから洗うと、唐辛子の中に水が入ることがあるので、必ず洗ってからヘタを取る。
2./熱湯消毒してよく乾かした空ビンに1を入れ、焼酎を注いで室温で置いておく。
3./2~3週間経てば焼酎に唐辛子の辛味が移り、出来上がり。腐ることはないので、ずっと寝かせておいてもOK。辛みと丸みが出て一層美味しくなる。
赤み鮮やか、焼酎にも色が出る
使い切ったら、また唐辛子と焼酎をつぎ足して作ることができます。漬けた唐辛子は取り出して刻み、炒め物などに使えます。焼酎が浸みた唐辛子は深みのある美味しさです。
できたコーレーグースは、炒め物、唐揚げ、チャンプルー、和風パスタなどにかけると絶品です。
唐揚げにかけてピリッと
(文責・編集部)
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