こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
柿の美味しい季節がやってきました。昔は10月になると、庭の柿の木から柿を取り、アルコールで拭いて渋抜きしたり、干し柿を作ったりしたものです。
柿には、富有柿のような甘さが特徴の“甘柿”や、アルコールで渋を抜いたり、干し柿にして食べる“渋柿”、1本の木から甘柿も渋柿も取れ、食べてみないとわからない“不完全柿”の3種類があります。
美味しい柿の見分け方
●ヘタが緑色で実にぴったりくっついている
綺麗な緑色のヘタが4枚あり、さらにヘタと実の間に隙間がないものが良い柿の条件です。隙間があると虫や汚れが入り、実がやわらかくなってしまうこともあります。
見た目も綺麗な方が美味しい
●大きく色むらがないもの
大きな実の方がしっかりと栄養(糖分)が蓄えられている証拠です。大きくてずっしり重いものを選びましょう。
柿は、熟すほどオレンジ色が濃くなり柔らかくなってきます。かたい食感がお好みの方は、明るいオレンジ色で色が濃すぎないものがおすすめです。
表面に薄くついている白い粉は果粉(ブル-ム)といい、ぶどうやスモモなどにもよく見られます。果物自身が作り出している物質で新鮮な証です。
●切ると黒ゴマのような斑点がある
半分に切ると黒ゴマのような斑点があるときは、苦いタンニンが不溶化し、果実に溶け出していないので甘い証拠です。和歌山県には、紀の川柿(または黒あま)という果実が真っ黒な柿もあります。
黒い斑点が沢山ある紀の川柿
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンMalinoオーナー。エステティシャン歴17年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。