スーパーで通年売られている野菜や果物が多い中、秋はこの季節にならないと見られない果物と出会える嬉しい季節です。秋を代表する柿が、スーパーの店頭にたくさん並ぶようになり、季節の移り変わりを感じます。
以前ご紹介したやや硬い柿は、野菜感覚でサラダや酢の物などに使うと美味しくいただけます。
一方、ついうっかりして柔らかくなるまで置いてしまった柿は、どのように使えば良いでしょう? そのまま凍らせてシャーベットにしたり、柿ジャムにするなど、甘いおやつとして使うのももちろんおいしいですが、今回はおつまみとして熟した柿を使います。
肉の発酵食品である生ハムは、数ヵ月から数年の熟成期間を経てうまみが凝縮されています。この生ハムの塩味と合わせて、生ハムメロンならぬ「生ハム柿」としていただきます。生ハムメロンはよく知られていますが、熟した柿の甘味とうまみもメロンに負けてはいません。むしろメロンより柿!になって、毎年柿の旬が楽しみになる。そんな絶品おつまみです。
生ハム柿の作り方
【材料】
・熟した柿:1個
・生ハム:2枚(ロースなど小さい物なら4枚)
・粗挽きこしょう:お好みで
・エキストラバージンオリーブオイル:お好みで
【作り方】
1./柿はヘタを取り、皮を剥いて8等分にする。種がある場合は、種も除いておく。
軟らかいので優しく握って剥く
2./生ハムは4等分(小さめの物なら2等分)する。
柿の大きさに合わせたサイズに
3./2で1を覆う。
巻くだけ簡単
4./3を皿に盛る。
完成
このままでも十分美味しいですが、生ハムの種類によってうまみや塩味に違いが出ます。
お好みでフレッシュなエキストラバージンオリーブオイルや粗挽き黒こしょうを振れば、スパイシーで複雑な味わいになって、より一層美味ですよ。
(監修 深尾由起子)
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