こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
新じゃがいもや新玉ねぎが出回ると春の訪れを感じます。
ところで、新じゃがいもと普通のじゃがいもの違いをご存知でしょうか。
じゃがいもは保存がきくので一年を通して流通していますが、じゃがいもの旬は春に植えたものが出回る9月から11月にかけてと、新じゃがいもと呼ばれるものが出回る3月から6月頃にかけての2回あります。
新じゃがいもとじゃがいもの違いは?
主に新じゃがいもとは、完熟前の青葉段階で収穫され、すぐに出荷されたものをいいます。地域によって収穫時期は異なりますが、一般的に3月から初夏の6月までに収穫されたものを新じゃがいもと呼んでいます。
小ぶりで皮が薄くてやわらかく、水分を多く含んでいるので、みずみずしい食感を味わうことができるのが特徴です。しかし、水分が多く日持ちしないので購入後1週間以内に食べ切ることをおすすめします。
一方普通のじゃがいもは、完熟してから収穫されます。新じゃがいもよりも固く、加熱するとホクホクした食感が特徴的です。冬の間は貯蔵されながら必要量が市場に出回り、一年を通して食卓にかかすことのできない野菜です。
美味しい新じゃがいもの見分け方
●男爵いもは中くらいのものを
男爵いもやキタアカリは、大きすぎるとスが入りやすく、中心部も空洞化しているものもあります。
●メークインは綺麗なものを
メークインは大きくても大丈夫。表面がつるっとして明るい色の物を選びましょう。
男爵いも 右:メークイン
●ふっくらとしてずっしりと重く、皮の薄いもの
表面がなめらかで傷やしわが少なく、重量感のあるものが良いでしょう。でこぼこしているものは生育不良なので避けてください。生育しすぎのものは皮が厚くなり、順調に成長したものは皮も薄く表面も滑らかです。
ずっしり重いものは水分が多い
●芽が出ていたり、緑色をしていたら要注意!
じゃがいもは、日がたつと芽の周りが緑色に変色し、また光を浴びると発芽も促されます。芽が出たり、表面が緑色になった皮の部分には有毒物質のソラニンが含まれており、めまいや腹痛などの食中毒を起こすことがあります。
しっかりと芽を取り除き、緑色になった皮を厚くむいてから調理しましょう。ソラニンは熱に強く火にかけてもなかなか分解されませんが水に溶けやすい性質があるので、しっかりと水につけておきましょう。
発芽を抑えるには、リンゴと一緒に保管すると良いでしょう。リンゴから発せられるガスに発芽を抑制する働きがあります。
表面が緑色なら皮を厚く剥く
じゃがいもは、室温で暗く風通しのよい場所で保管しましょう。
冷蔵庫で保管する場合、乾燥しないように新聞紙などでくるみ、ナイロンやポリの袋などに入れておきます。特に夏場は野菜室に入れる方が長持ちします。
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴17年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。