小泉先生が執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は、27年に及ぶギネス級の長期連載人気コラムです。今回は「肉じゃが まるで丼の中の田園風景」を再現してみましょう。
先生は「肉じゃがは日本の老若男女みんなが喜ぶ笑顔の総菜」と表現されています。確かに、ご飯のおかずはもちろん酒の肴にもうれしい日本で生まれた国民的煮込み料理です。
材料を炒めた香ばしさが全体に広がり、うま味とコクが深まります。この肉じゃがをご飯にのせて「肉じゃが丼」にしたり、卵でとじて「肉じゃが卵とじ丼」にアレンジしたりと、先生の肉じゃが愛は止まりません。
「黄色と白の卵とじの下に、きれいで美しい肉じゃががゴロゴロところがっていて、それを掘り起こしながら食べる痛快さは格別だ」
【材料】4人分
・牛肉(細切れ):250g
・ジャガイモ:600g
・玉ネギ:1個
・ニンジン(中):1本
・白滝:1袋
・油:大さじ2
・水:カップ2
・味醂:大さじ1
・醤油:大さじ4
【作り方】
1/牛肉をひと口大に切る。
2/白滝は食べやすい長さに切ってから湯がき、水気を切っておく。
3/ジャガイモは芽をえぐり取ってから皮をむき、4つ切りにし水にさらす。玉ネギは六つ割りにし、ニンジンは皮をむきひと口大に切る。
食べやすい大きさに
4/鍋に油を熱して玉ネギをざっと炒め、そこへ1と2を加えてさらに炒める。
玉ネギが香ってくる
5/肉の色が変わったらジャガイモとニンジンを入れて炒める。
ジャガイモは水気を拭き取って
6/そこに水を注ぎ煮立ったら、火を弱めて味醂を入れて5分ほど煮る。
アクをすくいとる
7/醤油の半量(大さじ2)を入れジャガイモがやわらかくなるまで煮て、さらに醤油の残り(大さじ2)を加える。
煮くずれないように
8/色合いにグリンピースや枝豆などをパラパラと撒いて完成。
出来上がり
文責/編集部