近年、よい腸内環境を保つことが、単に便秘の改善やお腹の調子をよくするというだけではなく、身体全体の健康を維持するために重要であることが解明されてきました。
腸内をケアするために役立つのが発酵食品です。豊富に含まれる乳酸菌等が腸内のいわゆる善玉菌を増やすのに役立つのです。発酵によってビタミン類なども豊富。
そこで、発酵食品を毎日の食事に取り入れるアイデアをご紹介します。プラス1品の発酵食品で、「すっきり生活」を送りませんか!?
1.食卓酢プラス
酢を食卓に常備しましょう。しょうゆやタレを使うかわりに酢を使えば、減塩効果も。黒酢やバルサミコビネガー、モルトビネガーなど揃えれば、お料理ごとにさまざまな風味で楽しめます。
2.納豆小鉢プラス
朝食の定番ですが、昼食や夜にももちろんおすすめ。定食などを頼むとき、納豆の小鉢をプラスしましょう。
3.ぬか漬けプラス
ぬかの豊富なビタミン類や乳酸菌が漬物に吸収され、優秀な発酵食品のぬか漬け。いつもの食事にプラス。おつまみを一品、ぬか漬けにおきかえるのもよし。
4.朝食に甘酒プラス
「朝食はコーヒーのみ」「グリーンスムージー」という人におすすめなのが、甘酒に置き換えたり、プラスすること。甘酒は、アミノ酸、ビタミン類の豊富な“飲む点滴”です。
5.コンビニ食にヨーグルトプラス
乳酸菌の宝庫で腸内にビフィズス菌などのいわゆる善玉菌を増やすヨーグルト。良質のたんぱく質も含みます。栄養の偏りがちなコンビニ食にプラスして。
6.リフレッシュにチーズプラス
吸収しやすいカルシウムが豊富で、イライラ解消によいとされるチーズ。休憩時間に甘いものに手が伸びがちな人は、チーズに置き換えてみては。
〔参考:「くさい食べもの大全」(小泉武夫、東京堂出版)、「発酵食品礼賛」(小泉武夫、文春新書)、「あたらしい栄養学」(吉田企世子、松田早苗監修、高橋書店)〕