梅仕事も真っ盛りを迎えています。昨年の梅酢が残っていたら、レンコンとポテトでチップスを作ってみませんか。
梅酢にはクエン酸やアミノ酸、ミネラルが豊富に含まれていますので、疲労回復、老化防止、美肌効果などが期待できます。いつもの塩味とはひと味違う梅干し風味をお楽しみください。
梅干し味のレンコンチップスとポテトチップスの作り方
赤ジソを使った赤梅酢でも、使わない白梅酢でも、どちらでもかまいません。赤梅酢を使うと薄いピンクに色づきます。
揚げ温度を最初は低め、色づいたら高めにすると、パリパリに仕上がります。
【材料】
・レンコン:適量
・ジャガイモ:適量
・梅酢:レンコンやジャガイモが隠れる程度の量
・油:適量
・みりん(水でもよい):梅酢が酸っぱすぎるときに適量
【作り方】
1./梅酢を容器に取り、味見する。梅肉や赤ジソの断片が入っていてもOK。味見して、酢っぱすぎると感じる程度でちょうど良い。それでも酢っばすぎるようなら、お好みでみりんか水を少量足して調節する。
色のきれいな赤梅酢
2./レンコンとジャガイモをできるだけ薄く切る。スライサーがあれば使う。
3./レンコンとジャガイモを、それぞれ梅酢に漬ける。
全体に梅酢が浸かる量で
4./キッチンペーパーか清潔な布巾で1枚ずつ、水気を拭き取る。
5./フライパンに油を入れて火を点ける。油の量は、一度に入れた材料がかぶるくらい。160度くらいになったら、レンコンを1枚ずつ入れて揚げる。160度の見極め方は、菜箸を入れてみて、箸全体から細かい泡がゆっくり上がってくるような状態。材料を入れたときに、泡があまり勢いよくハネないくらいで。表裏引っくり返して、両面に火を通す。
最初は低温で揚げる
6./色づき始めたら、火を強くして油の温度を180度~190度ほどに上げる。見極め方は、菜箸やレンコンの全体から、泡が勢いよく上がる状態。この状態になると、薄切りの材料はすぐに焦げるので、さっと引き上げる。
7./キッチンペーパーか半紙、網などにあげて、余分な油を切る。
8./ジャガイモも同じ要領で揚げる。
梅酸っぱさがやみつきに
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。