国産ニンニクが旬を迎えています。秋に植え付けされ、冬を越したニンニクは、みずみずしく甘味があり、この時季にしか味わえない美味しさです。
グリルしてから味噌漬けにすると、ニンニク特有のにおいと辛味が味噌となじみ、お漬物のような風味になります。生でかじれます。お酒のアテに最高です。
豚肉のしょうが焼きや麻婆豆腐に加えるのもお勧め。味噌が隠し味になって、ひときわ美味しく作れます。
焼きニンニクの味噌漬けの作り方
薄皮を付けたままグリルします。臭みが消えて、甘味が出ます。
味噌はお好みの物でかまいませんが、甘い白味噌より、塩みのある赤味噌か合わせ味噌のほうが合うようです。サプリ感覚なら2日ほどの浅漬けで、お酒のアテには1週間ほど漬けた物をどうぞ。
分量はニンニクや保存ビンの大きさで加減してください。
【材料】
・ニンニク:1個(40gほどの物)
・味噌:20g
・酒:大さじ1(味噌20gに対して大さじ1くらいを目安に)
【作り方】
1./ニンニクを一片ずつにほぐし、薄皮を付けたまま、アルミホイルを敷いたフライパンやオーブントースター、魚焼き網などで、焼く。焦げ目が付いて柔らかくなればよい。薄皮をむく。
焦がしニンニクにする
2./ビンに味噌を入れ、酒でとろっとする程度まで混ぜる。1のニンニクを漬ける。
ニンニクが隠れるくらいまで
3./ビンから取り出し、味噌を軽くぬぐう。
2日目くらいからおいしく食べられる。1週間ほど置くと味噌辛くなり、古漬けの風味になる。
味噌は少量を付けたままでもおいしい
豚肉のショウガ焼きに
麻婆豆腐に
その他、ラーメンのトッピングやパスタ、ニンニク料理などに使ってみてください。
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。