キノコ料理を出すと、食卓が一気に秋らしくなります。
とりわけシイタケは、海外でも「Shiitake」として売られている日本を代表するキノコ。血圧抑制効果が高く、低カロリーで植物繊維が豊富、カルシウムの吸収を助ける成分が含まれているので、お年寄りにもダイエット志向の若い方にも、お子さんにもおすすめです。
パパっと作れるレシピで、食卓に日本の秋を演出することを目指しました。
シイタケの味噌チーズ焼きの作り方
田楽みそを塗ってチーズを乗せて焼くだけ。
シイタケは、ひと口サイズで傘の厚い物が適しています。味噌は、熟成期間が長く塩味の強い赤味噌が合いますが、それ以外でもかまいません。他の味噌だとマイルドな仕上がりになります。チーズのおすすめは、モッツァレラチーズ。シイタケや味噌の邪魔にならず、ほどよい存在感を示してくれます。
できたては、大変熱くなっていますので、やけどにご注意ください。
実はこのレシピ、バーベキューやパーティーの前菜など、年中いただけます。でも、秋は格別です。
【材料】(小ぶりのシイタケ8個分)
・シイタケ:8個
・赤味噌(他の味噌でもよい):大さじ1
・砂糖:小さじ1と1/2
・みりん:小さじ1
・水:小さじ1/2
・モッツァレラチーズ(ひと口サイズの物):8個
【作り方】
1./シイタケの石づきと軸を切り落とし、洗っておく。(石づきは食べられませんが、軸はお味噌汁など他の料理に使えます)。
小ぶりで肉厚な物が向いている
2./赤味噌、砂糖、みりん、水をよく混ぜる、8等分して、シイタケの傘の内側に塗る。
味噌のテリが食欲をそそる
3./ひと口サイズのモッツアレラを横半分に切って、2のシイタケに乗せる。
溶けた時にチーズがこぼれないように
4./トースターかグリルで焼く。チーズが溶け、シイタケに火が通ったら、できあがり。熱いので、トースターから取り出す時や食べる時には、やけどに注意する。
日本の秋を演出
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。