豆腐とみそを使った、優しい味の和風ハンバーグです。挽き肉の旨味と、ほのかに香るしいたけの風味で、薄い味付けでも美味しくいただけます。
しいたけは食物繊維が豊富で、便秘の改善や整腸作用が期待できる食品ですが、子どもからは「苦手」という声をよく耳にする食品でもあります。今回は細かく切ってタネに練り込んでいるので、これなら食べられる子も多いのではないでしょうか。
みそは風味豊かな「料亭の味 無添加」を使いました。仕上がりが柔らかいので、奥歯の生えていない時期の離乳食にもぴったりです。すこし長めに成形すれば、手づかみ食べメニューにも活用できますよ。
■適齢期:離乳後期(9〜11ヵ月)
■塩分:0.1g(1食分)
【材料】(子ども2食分)
・鶏挽き肉(今回はもも肉):50g
・絹ごし豆腐:40g
・みそ(無添加料亭の味):4g
・片栗粉:少々
・長ねぎ:30g
・生しいたけ:10g
・ごま油:適量
子どもの大人気メニュー登場!
【作り方】
(1)長ねぎをみじん切りに、生しいたけは一度そぎ切りにしてからみじん切りにする。
そぎ切りにすると切りやすくなる
(2)ごま油以外のすべての材料をボウルに入れて、ヘラなどでよく混ぜる。
少し粘り気がでるまでよく混ぜる
(3)2を4等分にして丸め、小判型に成型する。
火が通りやすいように平らに成形
(4)フライパンにごま油を敷き、3を並べて両面に焼き色が付くまで焼く。
焼き色がついたらひっくり返す
(5)火を弱め、中までしっかり焼いたら出来上がり。
肉汁が透き通っていたらOK
出来上がり
【ワンポイントアドバイス】
■ジューシーなハンバーグに仕上げるには、もも肉の挽き肉がおススメです。さっぱりと仕上げたい場合は、胸肉を使うといいでしょう。
■ヘラでハンバーグのタネを4等分にしてから成形すると、大きさが揃って火の通り具合も揃いやすくなります。
■タネが柔らかいので、丸められる程度の硬さになるまで様子を見ながら片栗粉を入れて調整しましょう。
レシピ=小野友紀/大妻女子大学短期大学部家政科食物栄養専攻専任講師。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事-離乳食から幼児食まで-』(芽ばえ社)など。