豆ご飯といえば、グリーンピースを使うのが一般的ですが、そら豆もおいしいですよ。炊飯器の蓋を開けたときの香り、口に入れたときのほこほこ感は、そら豆ならでは。
さやのままグリルで焼いて、薄皮を取り除きます。蒸焼き状態になるので、さやから外してゆでるより、風味も栄養も残ります。あとは炊飯器におまかせ。
そら豆ご飯の作り方
2通りの作り方があります。塩味を付けたそら豆を炊きあがったご飯に混ぜ込む方法と、そら豆とご飯を一緒に炊く方法。
色みの点では炊きあがったご飯に混ぜる方がいいのですが、今回は風味重視で、一緒に炊きます。ご飯にも、そら豆の味がしみて、おかわり必至のおいしさです。
【材料】
・米:3合
・そら豆:600g(さやごとの重量)
・昆布:1片(3gほど)
・酒:大さじ2
・塩:小さじ1
・顆粒だし:小さじ1
・水:炊飯の分量
【作り方】
1./米を洗ってザルに上げ、30分~1時間おく。
2./そら豆を、さやのまま強めの中火でグリルする。全体に焦げ目が付いて、さやが柔らかくなるまで焼く。
さやが柔らかくなるまで焼く
3./さやからそら豆を取り出し、薄皮を除く。
薄皮をむいたもの(下)
4./炊飯器に米を入れ、昆布を埋める。酒を入れて、分量まで水を足す。塩と顆粒だしを入れ、軽く混ぜる。3のそら豆を上に乗せて、炊飯する。
セッティング完了
5./炊き上がったら、そら豆をつぶさないように取り出しておく。昆布を取り出す。炊飯器の底から空気を入れるようにほぐしながら混ぜる。
6./ご飯をお茶碗によそい、取り出しておいたそら豆を乗せて、出来上がり。
おかわりが止まらないおいしさ
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。