越後の老舗酒造の名酒KIYOIZUMI「YUKI」
令和3年1月中旬に発売を開始したKIYOIZUMI「YUKI」300mlが評判となっています。発売元は、天保4(1833)年創業の越後の久須美酒造。幻の酒米「亀の尾」を復活させ、漫画「夏子の酒」のモチーフとなったことでもよく知られている老舗です。
KIYOIZUMI「YUKI」は、「清泉は吟醸規格以上の55%精米歩合で行い、低温でじっくり熟成させることで柔らかな飲み口にさらりとした喉越しに仕上げています」と久須美酒造代表取締役社長・久須美賢和さんは語ります。
昨夏は新潟でも“災害級”の猛暑となったことから、酒米の出来にも影響があり、KIYOIZUMI「YUKI」の醸造にも苦労したといいます。
「酒米の米粒がことのほか硬く割れやすくなってしまったのです。この難しい米から最上の酒に仕上げるため、精米に通常よりも2〜3時間長くかけて割れを防ぐ、精米建屋に早朝の朝露を含んだ外気を取り入れることで精米機等の温度を下げる、など全量自家精米の強みを活かして工夫をしました。また、酒造りの要となる麹づくりにおいて、硬い米では保湿性が低く麹の食い込みが悪くなることから、通常よりも3〜5時間も長くかける調整を行いました。
当然、蔵人には作業時間の延長など負担となったわけですが、『我々にとって酒造りは人生そのもの。皆、けっこう楽しみながらやっていますのでご心配なく』と笑顔で応じてくれ、心強かったものです。蔵人たちがじっくり“酒と会話”しながら醸した酒を、ぜひ楽しんで頂きたいです」(久須美社長)
手軽に楽しめる“3デシ”瓶
300mlビンにも、多くの人の手に渡って欲しいとの思いが込められているといいます。
「近年はライフスタイルの変化から、多種多様の飲酒スタイルが確立してきています。当社でも、2009年、2011年と純米吟醸「コピリンコ・こぴりんこ」などの300mlの販売を開始し、皆様にご愛顧いただいておりました。店頭でも、“3デシ”瓶を手に取り吟味されている人が、年齢・性別問わず増えてきているのを感じます。
さらに、コロナ禍でのテレワークや巣ごもり生活の影響から、“庭タイム”という新語が登場し、各ご家庭の庭やベランダ、バルコニーでのランチやディナーが定着しつつあることから、KIYOIZUMI『YUKI』も300mlでの新発売としました。幸い、1月の発売から好意的なお言葉をいただいおります。これを機会に、より多くの方のもとへ届くことを願っております」(久須美社長)
おうち時間の様々なシーンで味わえる
【KIYOIZUMI「YUKI」】
・原料米:全量自家精米
・精米歩合:麹米55%、掛米60%
・仕込水:新潟県名水指定の自家湧水(名称「酒屋の清水」)
・アルコール度数:15度
・300ml:450円(税抜)
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