夕暮れがあっという間に暗くなる季節になってきましたね。日が短くなり、そろそろ冬の足音も聞こえてくるこの時期は、暑い時期に収穫されたかぼちゃが追熟されて甘みと栄養価が増して食べごろを迎えます。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類をたくさん含み緑黄色野菜の定番のかぼちゃ、果実のオレンジ色は食卓に温かさを添えてくれます。そんなかぼちゃを、本みりんを使って簡単に煮物にしてみましょう。
本みりんは、ブドウ糖やオリゴ糖など多種類の糖類でできているため、上品な甘さと食材にテリとツヤをつけてくれるので野菜の煮物には、ぜひ、使いたい調味料です。ほっくりと美味しいかぼちゃの煮物を簡単に!
【材料】
・かぼちゃ:300g
・昆布の出汁:10ml
・干ししいたけの戻し汁:100ml
・みりん:大さじ2
【作り方】
1./かぼちゃは、食べやすい大きさにカットする。
傷んでいる皮を除き皮ごとカット
2./昆布の出汁と干ししいたけの戻し汁とみりんを鍋に入れ、カットしたかぼちゃを並べる。
面を下にして並べるように鍋へ
3./昆布の出汁は容器にだし昆布と水を入れて、干ししたけの戻し汁は容器に干ししいたけと水を入れて冷蔵庫にストックしておくと出汁として便利に使える。
いつでも使えるようストック
4./弱火でかぼちゃが柔らかくなるまでゆっくりと煮る。あまりかぼちゃを動かさず、煮汁がなくなり焦げ付かないように気をつけるだけで美味しい煮物ができあがり!かぼちゃの甘みがみりんによって引き出されたように、優しい美味しさになります。
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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