一般的なタケノコは孟宗竹・真竹などが多く春に旬をむかえます。今回ご紹介する夏タケノコは緑竹と言われ、地下茎は伸ばさず畑に株を植え付けて栽培します。台湾原産でアクが少なく柔らかい香りが特徴。夏が旬という南国のタケノコです。国内では鹿児島・宮崎・熊本で栽培し出荷されています。現在の流通量は少ないですが、一度使ってみてはいかがでしょう。
【材料】
・夏タケノコ:200g(入手できるゆでタケノコで代用も可)
形が特徴的な緑竹
・ぬか:大さじ2(タケノコを茹でる用)
・牛肉:200g
・ゴマ油:大さじ2
・醤油麹:大さじ2
・本みりん:大さじ2
・白ゴマ:大さじ1杯半
【作り方】
1./タケノコは新鮮なうちに茹でることが大切です。根元の皮を2枚ほどむき、先を斜めに落として縦に切れ目を入れて鍋にたっぷりの湯を用意したらぬかを入れて1時間ほど茹でる。ぬかが入っているので吹きこぼれやすいので様子を見ながら茹でる。茹で上がったらそのまま放置して冷めたら皮をむき、ボウルに張った水につけて冷蔵庫で保存する(ゆでタケノコを使う場合は作り方1は省略)
2./タケノコを2mmの厚さに切る。
タケノコをタップリ
3./牛肉を食べやすい大きさに切る。
4./フライパンにゴマ油大さじ2を入れてタケノコに焼き目がつくまで焼く。
美味しそうな焼き目
5./フライパンのはしにタケノコをよせて肉を焼き、色が変わってきたら合わせる。
6./醤油麹と本みりんを合わせたものを5に少しずつ入れ水分を飛ばしながら味付けをして白ゴマを振り入れる。
照り焼き風
7./器に盛り付けて出来上がり。
召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。