秋のおやつの定番のひとつといえば大学芋。大学芋の名の由来は諸説あるようですが、東京大学の学生が学費稼ぎに始めたという説もあるといいます。また、料理の由来は中国料理がヒントになっているとか。いずれにしてもパリッとした歯ごたえ、中のねっとりとした食感はクセになる味わいです。今回は、バルサミコ酢で仕立てた蜜をからめます。ほくほくとしたなかにほのかな酸っぱさが絶妙で後を引きます。
バルサミコ酢の大学芋の作り方
大学芋の基本は、揚げたさつま芋に蜜をからめること。電子レンジで下処理をしてフライパンで炒めることで、使う油の量も少なく手軽に作れます。さつま芋は、かりかりとほくほくの両方楽しめる乱切りにしましたが、半月切りやスティックでも作りやすいです。飴は水分を飛ばし過ぎないよう、火加減に注意してください。
【材料】
・さつま芋: 300g
・油:適量
〈バルサミコ酢の蜜〉
・砂糖: 大さじ3
・水:大さじ3
・バルサミコ酢:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
【作り方】
1./さつま芋は食べやすい大きさの乱切りにして、水に約10分さらす。水を切って、ふんわりラップをして電子レンジで2分加熱する。
さつま芋は乱切りにする
2./さつま芋の表面の水分を、キッチンペーパーで拭き取る。フライパンの底を覆う程度に油を入れ、さつま芋を入れる。時々ひっくり返しながら、火を通す。最後に少し火を強くして表面をカリッとさせ、キッチンペーパーを敷いた皿に取る。
さつま芋に火を通す
3./フライパンに残った油をキッチンペーパーで拭き取り、タレの材料を入れて熱す。全体がふつふつと沸いてきたら、2のさつま芋を戻し蜜を全体に絡める。
さつま芋に蜜をからめる
出来上がり
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