季節の変わり目は、きびしい残暑日と肌寒い日がコロコロ変わって、気温の変化にうまく順応できない人もいるのではないでしょうか。
アスリート一家のてらやま農園でも、この時期は胃腸が弱りやすく、朝食を食べる気にならない日もあります。かといって、朝食を抜くのは言語道断! 健康的な肉体の維持が命題のアスリートにとって、朝食から運動に必要なエネルギーや身体づくりに必要なタンパク質を摂取することは基本中の基本です。
「朝食前にヨーグルト」の効能
胃腸が弱っていて食欲がわかない時には、朝食前に胃腸を目覚めさせるヨーグルトを食べるのがおススメです。朝食前のヨーグルトには、次のような効果が期待できます。
①胃腸を守る
乳製品には胃の粘膜を保護する効果があり、食欲がわかない朝でも胃腸を守りながら朝食を摂ることができます。また、乳製品の中でも、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は胃腸の働きを助ける効果が期待でき、食欲増進効果も期待できます。
②カルシウムをたっぷり吸収する
カルシウムは空腹時に吸収効率が上がるとされています。そのため、朝食前にカルシウムを豊富に含むヨーグルトを食べるのは、ケガをしにくい強い骨をつくるためにも最適のタイミングなのです。
「ヨーグルト+オレンジジュース」の手軽な効能
ヨーグルトと合わせて食べるのにおススメなのが、オレンジジュースです。オレンジジュースにも、季節の変わり目にたっぷり摂取したい効果がたくさんあります。
①ビタミンCで免疫力アップ
オレンジジュースにたっぷり含まれている栄養素が「ビタミンC」です。ビタミンCには白血球を活性化させる働きがあるため、免疫力を上げる効果があるとされています。感染症対策に力を入れたいこの時期にピッタリです。
②クエン酸で疲労回復
オレンジに含まれる酸味の正体が、クエン酸です。クエン酸には抗酸化作用があり、夏の疲れを引きずったこの季節にぜひ摂取したい栄養素です。
ヨーグルトオレンジジュースの作り方
オレンジジュースの酸味とヨーグルトの酸味が胃も脳もすっきりさせてくれる「ヨーグルトオレンジジュース」。食前に飲むことで、体に「さあ、ご飯を食べるぞ!」とスイッチを入れてもらいましょう。グラスにヨーグルトとオレンジジュースを注ぐだけですので、お子さんでも簡単に作ることができます。ヨーグルトはオレンジのクエン酸に反応して固まりますので、タピオカドリンク用の太いストローを使うと飲みやすいですよ。
【材料】(1人分)
・無糖ヨーグルト:50g
・オレンジジュース:80ml
・蜂蜜:お好みで
作り方
1./グラスにヨーグルトとオレンジジュースを入れ、お好みで蜂蜜をいれて混ぜ合わせれば完成です。
(監修:寺山里美)