トルコは世界でも屈指のヨーグルト大国。そのトルコで一般的に食べられているのが「塩ヨーグルト」。
トルコのヨーグルト年間消費量は1人あたり35kg(日本は約6.5kg)。食材としても調味料としても使われ、代表的な飲み物である「アイラン」は、ヨーグルトに塩や氷を混ぜた「塩ヨーグルトドリンク」。爽やかで飲みやすく、その他にもケバブにソースとしてかけたり、スープにしたり多彩です。
実はこの「塩ヨーグルト」にはダイエット効果もあるのです。
人間は、カルシウム不足になると飢餓状態と身体が勘違いしてしまい、脂肪を溜め込もうとします。塩にはカルシウムの吸収を高める働きがありますので、カルシウムを含むヨーグルトに塩を加えることで、脂肪の溜め込みを阻止してくれます。ジャムや甘味料を入れていた方は、それを塩に変えることでカロリーダウンにもなるので一石二鳥ですね。
また、塩にはヨーグルトの乳酸菌を活発にする効果もあります。腸内環境も整いやすくなり、便秘解消、美肌効果、代謝アップなどの健康効果も見込まれるのです。
乳酸菌をより多く腸に届けたいなら食後に食べ、カルシウムを効果的に摂りたいなら食前に食べるのがオススメ。
●基本の塩ヨーグルトの作り方
【材料】
・ヨーグルト:400ml(大きいパック1個分)
・塩:小さじ1/2
【作り方】
市販のヨーグルトに塩を入れて混ぜるだけ。
●きゅうりと玉ねぎのインドのライタ
カレーの付け合せに出てくるヨーグルトサラダ。体にこもった熱を取ってくれるので暑い夏に最適。
基本の塩ヨーグルトに、きゅうり、玉ねぎの粗みじん切り、レモン汁、クミンやチリパウダー(あれば)で味を整える。
●簡単!タンドリーチキン
塩ヨーグルトに、ニンニク、カレー粉を混ぜ、鶏肉と一緒に一晩漬けたらオーブントースターで焼くだけ。
乳酸菌とアミノ酸のパワーでお肉が柔らかくなり、旨味もアップ!
●水切り塩ヨーグルトのディップ
コーヒードリッパーにフィルター、もしくはザルにキッチンペーパーを敷き、塩ヨーグルトを一晩冷蔵庫内で水切りします。
あっさりクリームチーズのような味わいで、果物やナッツ、野菜と合わせて低カロリーなディップに。お酒のおともにも最適。
※水切りをして残ったホエーにも、必須アミノ酸たっぷり低カロリーたんばく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素がいっぱいなので捨てるのはもったいない。
ジュースや牛乳と混ぜて飲んだり、ご飯を炊くときに入れるとふっくら甘みが増し、野菜をつければ浅漬けにもなります。