こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
北海道の郷土料理、十勝帯広地方の豚丼は、豚肉に甘辛い醤油タレをつけて焼いてのせた丼飯で、昭和初期に帯広市の大衆食堂で考案されました。
厚めに切られた豚肉は適度に脂肪がついていて、濃厚な甘辛タレとの相性は最高です。
ポイントはタレの香ばしさと肉の柔らかさ
本来の炭火焼の香ばしさを出すために砂糖でカラメルを作り、濃厚で黒くドロッとしたタレに仕立てます。豚肉をフライパンで焼いてタレをからめても美味しいのですが、今回はより本格的な炭火焼のジューシーで柔らかい食感にするため裏ワザとして、豚肉を下茹でしていきます。下茹でした茹で汁もスープとしてお使いいただけます。
十勝帯広名物 豚丼の作り方
【材料】(2人分)
・豚肉(豚バラブロックまたは肩ロース):200g
・生姜スライス:3枚
・ネギ(青い部分):適量
〈タレ〉
・グラニュー糖:大さじ1
・水:大さじ1(グラニュー糖用)
・水:40ml(タレ用)
・酒:小さじ1
・味醂:小さじ1
・醤油:大さじ2
・蜂蜜:小さじ1
【作り方】
1./豚肉を茹でる。沸騰したお湯に豚肉、生姜スライス、ネギを入れ弱火にし、煮立たないようにして30分茹でる。
茹で汁も捨てずにスープに
2./1の豚肉の粗熱をとり5mm程の厚さに切っておく。
ジューシーで柔らかい
3./タレを作る。中火に熱した鍋にグラニュー糖を入れ、かき混ぜずに鍋をゆすりながらこげ茶色がついてきたら、大さじ1の水を入れる。
焦がしすぎないように注意
4./すかさず水40mlと酒、味醂、醤油、蜂蜜を入れ、とろみが出るまで煮詰める。
5./4のタレに2の豚肉をからめたら出来上がり。お好みで白髪ネギや温泉卵、グリンピースを一緒にどうぞ。
甘塩っぱい濃厚タレが白米に合う
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴15年以上。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。