信州の郷土料理として知られる「おやき」。「おやき」に酒粕を使ってひと工夫してみました。皮のコク味が増し、栄養価も上がります。酒粕によって水分量が異なるので、生地の水分は少しずつ調整しましょう。「おやき」といえば野沢菜のあんが定番ですが、手に入れやすい切り干し大根と甘いあんこで作りました。「おやき」はいろんな食材と合わせやすいので、好みの具材で自分流を開発してみませんか。
酒粕風味の「おやき」の作り方
【材料】
・薄力粉:125g
・ベーキングパウダー:小さじ1/2
・酒粕:30g
・水:60ml
・塩:1つまみ
・打ち粉:適量
〈あんA・切り干し大根炒め〉(作りやすい分量)
・切り干し大根:20g
・豚肉(こま):20g
・にんじん:20g
・ごま油:小さじ1
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ1
〈あんB・くるみとレーズン入りのあん〉
・ゆであずき:100g
・くるみ:15g
・レーズン:15g
【作り方】
1./薄力粉にベーキングパウダーを合わせ、ふるっておく。
粉類はふるっておく
2./酒粕をちぎって水でふやかし、塩を加えてよく混ぜる。1を加え、全体を手でこねる。硬い場合は分量外の水を少しずつ加えて調節する。ひとまとめにしてラップをかけ、室温に30分置く。
まとめた生地を30分置く
3./あんを作る。〈あんA〉水で戻した切り干し大根、豚肉、にんじんを刻み、ごま油で炒め、醤油とみりんで調味する。〈あんB〉くるみを乾煎りして刻み、レーズンとともに、軽くつぶしたゆであずきに混ぜる。
あんを作る
4./打ち粉をしたまな板で、2を8等分する。丸めて薄く伸ばし、あんを大さじ1〜2ずつ包み、平たく成型する。
生地であんを包む
5./テフロン加工をしたフライパンに4を並べ、蓋をして弱火で焼く。色づいてきたら裏がえし、再び蓋をしてじっくり焼いて火を通す。
フライパンで焼く
出来上がり