「森のバター」「食べる美容液」といわれるアボカド。1年中店頭で見られますが、4月から6月に旬を迎え、クリーミーな味と舌触りが楽しめます。ビタミンやミネラル、美肌効果のあるコエンザイムQ10など、美容成分を豊富に含むうれしい食材です。
原産地であるメキシコの料理「サルサ(ソースの意味)」をアボカドとヨーグルト主体で作ってみました。新緑のような薄緑色と爽やかな風味がこの季節にぴったりです。
「アボカドとヨーグルトのサルサ」の作り方
サルサの材料は4つだけ。工程は混ぜるだけ。フードプロセッサーにかけるとアッという間にできあがります。器具がないときは、ヘラで練ることもできます。
アボカドは空気に触れると茶色っぽくなってしまいます。酸化を防ぐレモン汁と一緒に練ってくださいね。最後に泡だて器で混ぜると、柔らかい舌触りになります。
今回はアボカドの皮を器として利用しましたが、盛付けはご自由にどうぞ!
【材料】
・アボカド:1個(中身で150g)
・レモン汁:大さじ1
・ヨーグルト:40g
・ハチミツ:10g
・野菜(お好みの野菜):適量
【作り方】
1./アボカドの皮にタテ1周、包丁で切れ目を入れる。左右の手でねじると、きれいに2つになる。種に包丁の角を刺し込んで回すと、種がすっと取れる。中身をくり抜く。アボカドの皮は器に使うので、洗って取り置く。
種に包丁の角を刺し込んで
2./1のアボカドとレモン汁とを一緒に、よく混ぜる(フードプロセッサーでもヘラでもよい)
ペースト状にする
3./2にヨーグルトとハチミツを加えて、よく練る。最後に泡立て器を使って、空気を混ぜ込むようにして練る。
柔らかい食感のサルサになる
4./お好みの野菜をスティック状に切り、サルサを付けて召し上がれ。
野菜がすすむ
●肉や魚料理のソースとして
オリーブオイルで炒めた鶏肉や、魚の切り身にかけても、美味しくいただけます。写真の魚はタラ、添え野菜にサラダ菜とミニトマトを使用しました。
オリーブオイルと相性がよい
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。