小泉センセイが執筆中の日本経済新聞夕刊『食あれば楽あり』(毎週月曜日)は26年間に及び、これまで1回も休載しなかったというギネス級の超人気コラムです。今回は4月27日に掲載された「豚肉の南蛮漬け」を作ってみました。
南蛮漬けといえば、小アジや豆サバ等の魚を使うのが一般的ですが、センセイの厨房「食摩亭」では、体力維持に必要なビタミンB1が豊富な豚肉を使っています。
ビタミンB1の吸収を促すアリシンを含む玉ねぎと一緒にたべるとより効果が増すといいます。
小泉センセイは、「豚肉の濃厚なうま味がジュルジュルと出てきて、それを脂肪味と揚げ油のペナペナとしたコクが包み込み、全体をダシのうま味や酢の酸味、玉ネギの甘みと辛み、赤唐辛子のピリ辛などが群になってはやし立て、美味千万の境地」と絶妙な描写をしています。
さっそく作ることにしましょう!
【材料】
・豚肉(肩ロース)の薄切り:300g
・セリ:半束 5~6本
・ムラサキ玉ネギ(小):1個
・片栗粉:適量
・油:適量
〈掛け汁〉
・ダシ:カップ1
・しょうゆ:大さじ3
・酢:大さじ4
・さとう:大さじ3
・赤唐辛子:1本
【作り方】
1./豚肉を1枚ずつ広げ、両面に片栗粉をまぶす。
余分な粉ははたいて落とす
2./セリは食べやすい長さに切る。玉ネギは縦半分に割ってから薄切りにする。
セリは根までよく洗う
3./掛け汁を合わせておく。
赤唐辛子は種を除き小口切りにする
4./フライパンに油を熱し、1を入れ両面がカリッとなるまで揚げ焼きにする。
5./3に2と4を加え、全体を和えて出来上がり。
優しく混ぜ合わせる