旬真っ盛りのタケノコ。店頭にはたくさんの生タケノコが並びます。丸ごと1本買って煮物、炊き込みご飯、炒め物、汁物など堪能し尽くしませんか。今回は旬ならではのシャキシャキ食感のタケノコを使った珍しい高知県の郷土料理「タケノコ寿司」を作ります。タケノコを半分に割って薄味で煮て寿司飯と合わせますが、見た目も豪快で楽しい一品です。
タケノコ寿司の作り方
タケノコは小さければ丸々1本、大きければ上の方を使います。下の方は薄切りにしてタケノコごはんなどにどうぞ。今回はタケノコにあまり色をつけたくないので白醤油で煮ています。
水煮のタケノコではこの風味は出ません。作れるのは生タケノコが出回っている今だけなので、ぜひ試してみてください。
【材料】
・タケノコ:小さめのもの1本
・鰹出汁:400ml
・醤油:大さじ2(できれば白醤油)
・日本酒:大さじ2
・本味醂:大さじ2
・寿司飯:米1合分
・甘酢生姜:少々
・山椒の葉:少々
【作り方】
1./下処理したタケノコを縦半分に割り、中の節を包丁で削り取る。取った節は粗みじんに切っておく。タケノコの身が分厚いものは寿司飯とのバランスが悪くなるので節を取る際に少し薄く削ぐとよい。
節を取り除き、少し身を削ぐ
2./甘酢生姜、山椒の葉をみじん切りにしておく。
3./鍋に日本酒、本味醂を入れて火にかけ、沸騰させてから出汁、醤油を入れて半分に割ったタケノコと粗みじんにしたものを入れる。落とし蓋をして20分ほど煮て火を止めて味を染み込ませる。
煮た節とみじん切りの生姜、山椒
4./寿司飯に2と3の粗みじんにしたタケノコを入れて混ぜる。
具を混ぜた寿司飯とタケノコ
5./巻きすにラップを敷き、3の半分に割ったタケノコを置き、その上に軽く握った4をのせてラップで巻き、それを巻きすで巻いて形を整える。
巻きすでぎゅっと巻いて形を整える
6./5を少し置いて、落ち着かせてから切り分けて出来上がり。
今だけの春寿司