牡蠣のシーズンは“R”の付く月と言われています。特に旬の最終盤の今月、3月が最も栄養たっぷり、ふっくらと太って味が濃厚になります。牡蠣はビタミンB1、B2などのビタミン類、ミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなどを豊富に含んでいる万能食材ですが、火を通しすぎると縮んで味が抜けてしまいます。そこで、今回は牡蠣を煮るのではなく、焼いて軽く火を通すことで牡蠣にふんだんに旨味を残し、最後にご飯にのせる「焼き牡蠣めし」を作ります。
「焼き牡蠣めし」の作り方
牡蠣は味が濃厚で旨味が出る加熱用を使います。下味をつけてからフライパンでさっと焼き、別にとっておいて最後にご飯にのせて味わいます。焼く際にオリーブオイルを使うことで油分が加わるので、飯がツヤツヤに仕上がり、コクも増します。
【材料】
・米:2合
・生牡蠣(加熱用):150g程度
・しょうがの搾り汁:少々
・出汁昆布:10cm
・日本酒:大さじ6
・醤油:大さじ3
・本味醂:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1
・三つ葉、カイワレなど:適量
【作り方】
1./米を研ぎ、30分~1時間程度水に浸けてからザルに上げておく。
2./牡蠣をザルに入れ、塩水で振り洗いして汚れを取り、ザルに上げて水気を切る。日本酒、醤油、本味醂を混ぜたものに30分程度浸けておく。
大ぶり、ふっくらの牡蠣
下味をつける
3./熱したフライパンにオリーブオイルをひき、浸け汁をよく切った2を焼く。中火で5分程度焼いて、ふっくらとふくらんできたら引きあげて皿などに取っておく。牡蠣を浸けておいた汁は取っておく。
フライパンで焼く
別皿に取っておく
4./フライパンに残った汁に浸け汁を加え、フライパンには牡蠣の旨味が残っているので、ヘラなどでこそげ取りながら混ぜておく。牡蠣を取っておいた皿にも汁がたまるので、これもあわせておく。
5./土鍋または炊飯器に米を入れ、出汁昆布、しょうがの搾り汁を入れる。4を入れてから普通の水加減まで水を入れて炊く。
6./炊き上がったら、取っておいた牡蠣をご飯の上にのせて出来上がり、三つ葉などを散らすと美味。
大ぶりの牡蠣で食べ応えあり!