牡蠣の美味しい季節です。当マガジンでも、これまで牡蠣のレシピを紹介してきましたが、今回は旬の牡蠣を長く楽しめる作り置きレシピです。
牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違い
生食用の牡蠣と加熱用の牡蠣の違いは、じつは鮮度ではありません。生食用は各県が定めた指定海域で獲れたもので、加熱用はそれ以外の海域で獲れたものなのです。生食用は汚染リスクの低い指定海域で獲れ、その後浄化システムで2~3日かけて無菌化されてから出荷されたもの。加熱用は指定海域外の栄養分が豊富な河口付近で養殖されていて、プックリと太って味も濃いといわれています。
冷蔵庫で2週間ほど
今回は、加熱用の牡蠣を使用した「牡蠣のオイル漬け」です。オイルに漬けて翌日から2日後の味がなじんできた頃が食べごろです。漬けたオイルは、牡蠣のエキスたっぷりなので、炒め物に使用したり、バゲットにつけて食べたり、余すことなく活用できるのもうれしいところ。
オイルは牡蠣エキスたっぷり
冷蔵保存で2週間ほど日持ちするので、長く美味しい牡蠣を楽しめます。
牡蠣のオイル漬けの作り方
【材料】
・加熱用の牡蠣:300g
・鷹の爪:1本
・酒:大さじ2
・醤油:大さじ1
・ごま油:適量
・花椒:小さじ1
【作り方】
1./牡蠣を流水でよく洗い、鍋に移したら、酒を入れ火にかける。
洗ったあとは、よく水気を切って
2./中火から強火で3分ほど煮る。少しずつ牡蠣から水分が出てきて、水かさが増す。このとき、牡蠣の位置を何度か変える。
焦げないように注意しよう
3./弱火にしたら、醤油を加え味付けする。水分が飛んで醤油がなじんできたら、火を止めしばらく放置して、あら熱をとる。
水分が十分に飛ぶまでじっくり
4./殺菌消毒した保存容器に3を入れ、ヒタヒタになるまでごま油を注ぐ。鷹の爪、花椒をくわえて軽く混ぜたら、蓋をして冷蔵保存。
翌日から2日後が食べごろ!
旬の牡蠣、長く楽しもう!