免疫力を高めるには、腸の中の善玉菌を増やす、つまり腸の状態を良くすることが効果的と言われています。というのも、腸壁には免疫をつかさどる免疫細胞が集まっており、体全体の免疫細胞の約6~7割が腸に存在するためです。そこで腸の状態を良くするため、善玉菌を増やす食材を摂ると、免疫力が高まると言われているのです。その食材の代表の一つが発酵食品。今回は味噌とヨーグルトで味噌汁を作ります。味噌汁にヨーグルトは合わないのでは?と思われるかもしれませんが、食べてみるとヨーグルトは酸味が飛んで、コクとうま味だけが残り「とてもうまい味噌で作った味噌汁」になります。
「ヨーグルト味噌汁」の作り方
味噌には植物性、ヨーグルトには動物性の乳酸菌がたっぷり含まれますが、いずれも65℃以上に加熱すると死滅してしまいます。しかし、死滅した乳酸菌は腸の善玉菌の格好の「エサ」になり、善玉菌を元気にしてくれます。また食物繊維は腸に到達すると免疫細胞を活性化するスイッチになるので、食物繊維が特に多いキノコ類と海藻類を合わせました。
【材料】
・味噌汁用出汁:500ml
・味噌:大さじ2と1/2(味噌の塩分で調整してください)
・無糖ヨーグルト:味噌と同量
・なめこ:1袋
・塩わかめ:適量
材料を用意
【作り方】
1./水で戻した塩わかめを一口大に切る。
2./出汁を煮立て、なめこと1を入れ、再び沸騰したら火を止め、味噌を溶く。最後にヨーグルトを入れてよくかき混ぜて出来上がり。
ヨーグルトは最後に入れる
コクのある味噌汁の出来上がり