こんにちは。発酵美容家のザイマリです。
「飲む点滴」といわれ栄養満点な甘酒は、いつから赤ちゃんに飲ませることができるのでしょうか?
甘酒は離乳食後期(9カ月頃)から
甘酒には、酒粕からできたアルコール分の含まれている「酒粕甘酒」と、米麹を発酵させて作ったノンアルコールの「米麹甘酒」があります。赤ちゃんには必ずノンアルコールの「米麹甘酒」を選んでください。
この時期からという決まりはありませんが、さまざまな味を覚え味覚が発達してくる離乳食後期が良いとされています。2、3倍に薄めたものや、薄めたものの上澄みから与えてみましょう。
現代赤ちゃんに多い便秘にもおすすめ
子育てママの悩みで最近多いのが「赤ちゃんの便秘」。
ブドウ糖や必須アミノ酸、ビタミン類、腸内の善玉菌によい食物繊維やオリゴ糖も含まれている「米麹甘酒」は、未発達な赤ちゃんの腸内環境を良好に保ってくれます。
また、1歳頃になると3回の食事では取りきれない栄養を補うため、おやつが必要になってきます。イモ類や果物、乳製品、おにぎりなどが理想的ですが、消化がよくエネルギー吸収も良い「甘酒」は補食の一つとしてもおすすめです。
美味しい母乳に「甘酒」
授乳中は、通常時よりもプラス350kcalの栄養素が必要になり、栄養バランスのとれた食事をしっかりとることが大切です。
お母さんの摂取した食事は母乳の栄養や味にも影響してきます。脂質の多い食事をしているとドロドロの濃い母乳になり、乳腺も詰まりやすくなります。助産師さん曰く、母乳の味が不味い時は、乳首を噛んだり引っ張ったり、遊びのみをしてしまうそうです。
甘酒には体を温めて母乳の元となる血の巡りをよくし、母乳の出がよくなると言われています。炭水化物(糖質)も含まれているので、産後の弱っているお母さんの体にはぴったりの飲み物です。
母乳の出がよくなってゴキゲン
•初めての食材を使う時は少量ずつ与えましょう。
•殺菌、アレルギー予防の面からも必ず加熱調理したものを与えましょう。
•離乳食の材料は厚生労働省策定の「授乳・離乳の支援ガイド」を目安にしています。
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴15年以上。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。
【参考資料】
・妊産婦のための食事バランスガイド― 厚生労働省
・離乳食― 厚生労働省