インフルエンザが流行りやすいこの時期。食事とおやつで栄養をたっぷり摂って、元気に切り抜けたいですね。そこで今回は、里芋を使った離乳後期のレシピをご紹介します。
里芋は免疫力を高めるガラクタンなど、栄養価の高い食品です。それでいて水分が多いためカロリーはさつま芋の半分程度しかないので、ぜひ幼児食に使いたい食材のひとつです。
熟成された旨味の「料亭の味 無添加有機味噌」を使って、コクのある味付けに仕上げました。
■適齢期:離乳後期(10〜11ヵ月)
■塩分:0.2g(1食分)
【材料】(子ども2食分)
・里芋:170g
・ほうれん草:1把
・だし汁(鰹):大さじ1~3
・片栗粉:小さじ1
・みそ(料亭の味 無添加 有機味噌):4g
【作り方】
(1) 里芋は皮をむいて、柔らかくなるまで茹でる。
電子レンジで加熱してもOK
(2)1を密封袋に入れて、なるべく熱いうちにつぶす。
すり棒等を使うとつぶし易い
(3)ほうれん草は茹でて、細かく切っておく
ほうれん草で栄養価大幅アップ
(4)2の袋の中に3を入れ、よく混ぜ合わせる。
密封袋の中で混ぜ合わせると簡単
(5)4に片栗粉とみそを入れて、まとまるように固さを調整しながらだし汁を入れる。
今回は大さじ1で作りました
(6)5を菜箸等で10等分にしておくと、1個分の量の目安になって成形しやすい。
平らにしてから跡をつけておく
(7)丸めて小判型に成型する。
密封袋を切ると取り出しやすい
(8)フライパンで表面に焦げ色が付くまで焼いたら出来上がり。
こんがり焼けました!
出来上がり
【ワンポイントアドバイス】
■おやつだけでなく、食事の一品としても使えるしっかりした味です。
■里芋はつぶすとモチモチして、お餅のような独特の食感になります。煮つけだけでなく、「里芋をつぶして焼く」という調理法を覚えておくと便利です。
■細長い小判型や小さめの円盤型にして、手づかみ食べにしてもいいでしょう。
レシピ=小野友紀/武蔵野短期大学准教授。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事-離乳食から幼児食まで-』(芽ばえ社)など。