梅干しを干す時期がやってきました。梅干しと同時に今年の新物の梅酢も出てきます。生姜やみょうがを漬けて楽しむ方法もありますが、珍しい豆腐の梅酢漬けを作ります。豆腐の梅酢漬けは高知県の郷土料理で、塩分高めの梅酢を使い、冷蔵庫のない時代に保存食として作られていたものです。酸味と塩味の効いた豆腐は、豆の甘味を感じるチーズのような食感です。漬ける前にこんがり焼くのがコツです。
豆腐の梅酢漬けの作り方
豆腐は木綿を使い、できるだけ水分を出して硬くしめ、その後こんがりとグリルで焼きます。焼くと一層豆腐がしまり、梅酢の味が入りやすくなります。梅酢は赤紫蘇の入った赤梅酢を使うときれいな色に仕上がります。
【材料】
・木綿豆腐:1丁
・梅酢:豆腐が浸かる程度
【作り方】
1./まな板の上に布巾を敷き、その上に豆腐をのせて1~2時間、重石をして水を切る。
水切りができた木綿豆腐
2./水を切った1の両面を、グリルやオーブントースターでこんがりキツネ色に焼く。
キツネ色に焼くのがコツ
3./チャック付き保存袋に2を入れ、豆腐全部が隠れる程度に梅酢を注いで、封をして冷蔵庫で1週間程度漬け込んで出来上がり。
空気を抜いて封をする
酸味の効いたチーズのような食感!