酒粕には、小腸でコレステロールなど脂質をつかまえて体外に排出する働きがある「レジスタントプロテイン」がたっぷり含まれています。食物繊維に似た働きをするので、“腸活”には最適な食材です。さらに、脳卒中や心不全、認知症の予防に効果があると言われる「葉酸」も100g中に170μg含んでいます(1日あたりの成人摂取量240μgが推奨値)。酒粕をたっぷり練り込んだクラッカーは、正月太りが気になる方には特におすすめ。小腹が空いたときのおやつにも、ビールのおつまみにもとても合います。
酒粕クラッカーの作り方
酒粕は手に入りやすい板粕を使います。そのままでは固いので、一度レンジで温めると柔らかくなり扱いやすくなります。今回はプレーンとチーズ入りの2種類を作ります。焼くと酒臭さは抜けてまろやかな風味になります。
【材料】
・酒粕:100g
・薄力粉:100g
・オリーブオイル:大さじ2
・塩:小さじ2
・チーズ:20g
・粗挽き黒胡椒:適宜
プレーンクラッカーの材料
【作り方】
1./酒粕をちぎり、電子レンジで1分半程度温めて柔らかくしておく。
2./ボウルに薄力粉をふるって入れ、そこに1、オリーブオイル、塩を入れてまとまるまで手でよく混ぜる。パサパサしているようなら少し水を入れる。
材料をよく混ぜてまとめる
3./2を半分に分ける。半分はプレーンタイプで、残りの半分にはチーズと胡椒を入れて再度まとめる。
4./3を麺棒などで伸ばし、3mmぐらいの厚みにする。お好みでフォークで穴を開けても良い。
伸ばしてフォークで穴を開ける
5./適度な大きさに切って、オーブンなら160℃で20分、オーブントースターなら上にアルミホイルをかぶせて10~15分ぐらい焼いて出来上がり。1日置いた方が美味しい。
プレーンは素朴な味
チーズ入りは大人のおつまみ
1日置くと、プレーンは食べごたえのある素朴な美味しさがあります。チーズ入りはビールのおつまみにぴったり!