市販納豆を種に作る、簡単自作納豆

カテゴリー:納豆 投稿日:2019.07.14

これから暑い夏がやってきます。納豆づくりにはもってこいの季節です。納豆を作るには、40℃前後に保温して発酵させる必要がありますが、この時期は日向に置いておけばちょうどよい温度になり、納豆菌が盛んに働いて美味しい糸引き納豆が出来上がります。

 

市販の納豆を使った納豆の作り方
市販の納豆にはさまざまな種類がありますが、どの納豆でもできますので、お好みの納豆を選んでください。また、夏場以外で納豆を作りたい時は、ヨーグルトメーカーや使い捨てカイロ、アンカなどで40℃前後に保つと上手くいきます。

 

【材料】※市販の納豆パック4個分ぐらいができる分量
・乾燥大豆:100g
・市販の納豆:大さじ2(納豆菌採取用)
・内ザルがついた容器

100円ショップの内ザル付き容器

 

●夏場以外で作る場合
・電気アンカ(なければ使い捨てカイロ2個ぐらい)またはヨーグルトメーカー
・保温するもの(クーラーバッグやタオルなど)

布製のクーラーバッグとアンカ

 

【作り方】
1./乾燥大豆をたっぷりの水に1昼夜浸ける。
2./1を圧力鍋に入れ、圧力がかかってから30分ほど煮る(圧力鍋がない場合は2時間程度)。豆を取ってみて、小指と親指の間にはさんでつぶれるぐらいであればOK。
3./大豆を煮ている間に、種にする納豆をボウルに入れ、熱湯をカップ1/2程度注いで納豆水を作る。種の納豆の粒は、入れたままでも抜いてもよい。

できるだけネバネバを採集

 

豆を抜いてネバネバの納豆水だけにする

 

4./煮上がった大豆をザルにあけ水を切り、熱いままボウルに入れて3を投入し、よく混ぜて納豆菌を大豆にむらなく行き渡らせる。納豆菌は100℃でも死滅しないので豆が熱いままでOK。

納豆水と大豆をよく混ぜる

 

5./4をザル付き容器に入れる。この時、一杯に入れると納豆菌の活動が鈍くなるので、容器の半分ぐらいまでにしておく。ザル付き容器にするのは余分な水分を納豆に吸わせないため。

たくさん入れずに空気が入るように

 

6./5にフタをして、陽があたるところに置いておく。夏場以外はクーラーバッグに入れ、アンカをセット(大体「中」~「強」の間ぐらい)し、40℃前後にする(手を入れてかなり温かい感じ)。または使い捨てカイロを上下に置いてタオルで巻いて保温する。
7./だいたい丸1日ぐらいしたところで、容器内の様子を観察。豆の周りが白くなって糸を引くようなら発酵終了。別の容器に移して冷蔵庫で1~2日ほど熟成させれば出来上がり。

1日後。白くなって糸を引く

 

※納豆水を作らずに、4の段階で種納豆をそのまま大豆に混ぜ込んでも納豆を作ることができますが、納豆水の方が大豆全体に納豆菌を行き渡らせることができ、むらのない納豆ができます。

 

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この記事を書いた人

編集部
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