6月初旬。梅雨入り直前に田植えの取材でてらやま農園を訪れると、畑には早くもトマトやきゅうりなどの夏野菜が実り始めていました。取材当日は曇り空でしたが、前日は30度を超える真夏日だった埼玉県中部。これまでは身体を温めてケガを防止するレシピを中心にご紹介いただいてきましたが、暑い夏になるとアスリートレシピも変わってくるのでしょうか。
「はい。夏と冬では違ったレシピになってきます。というのも、我が家の娘たちが取り組んでいるのは、7人制ラグビーです。7人制ラグビーは男女ともにオリンピックの正式種目で、一般的な15人制ラグビーとは異なり、1日で最低2試合行います。それでも、グラウンドの広さは変わりません。あの広さのグラウンドで、前半7分、後半7分をたった7人で戦うのです。
そのハードさを考えると、これからの季節に求められる食事は“いかに次の試合に疲れを残さないか”になり、疲労回復効果や熱中症予防に重点を置いたレシピになります」
そこで今回は、疲労回復効果があるクエン酸を含む“酢”と“、熱中症予防に身体を冷やす効果がある”夏野菜のきゅうり”を使った、「てらやま農園特製・きゅうりの浅漬け4選」を教えていただきました。
きゅうりの浅漬け4選・下ごしらえ
1./きゅうりの皮を部分的に剥きます。
味の浸み込みが良くなる
2./食べやすいように、きゅうりをスティック状に切ります。
試合の合間に食べやすい形に
◆1 基本のきゅうりの浅漬け、作り方
【材料】
・きゅうり(下ごしらえ済みのもの):3本分
・酢:大さじ2(暑い日は多めにしても)
・醤油:小さじ2
・料理酒:小さじ1
・塩:少々
・顆粒だし:小さじ2
・密封できる袋:1個
【作り方】
1./材料をすべて密封できる袋に入れて、密封します。軽くもんでから、調味液が全体にいきわたるように整えます。
しっかり空気を抜いて密封しよう
2./2時間程度漬けたら、浅漬けとして美味しくいただけます。
ラグビーっ子たちに大好評!
◆2 梅干しのきゅうりの浅漬け、作り方
【材料】
・きゅうり(下ごしらえ済みのもの):3本分
・梅干し:1個
・酢:大さじ2
・醤油:小さじ1
・料理酒:小さじ1
・塩:少々
・顆粒だし:小さじ2
・密封できる袋:1個
【作り方】
1./梅干しの種を取り、包丁で刻みます。
ペースト状にして味を絡ませる
2./材料をすべて密封できる袋に入れて、密封します。
軽くもんでから、調味液が全体にいきわたるように整えます。
3./2時間程度漬けたら、浅漬けとして美味しくいただけます。
梅の酸味が夏の暑さによく合う
◆3 コチュジャンのきゅうりの浅漬け、作り方
※作り方は基本のきゅうりの浅漬けと同じです
【材料】
・きゅうり(下ごしらえ済みのもの):3本分
・コチュジャン:小さじ1(お好みで増減しても)
・酢:大さじ2
・醤油:小さじ1
・料理酒:小さじ1
・塩:少々
・顆粒だし:小さじ2
・密封できる袋:1個
ピリッと辛くて中高生以上に人気
◆4 塩こんぶのきゅうりの浅漬け、作り方
※作り方は基本のきゅうりの浅漬けと同じです
【材料】
・きゅうり(下ごしらえ済みのもの):3本分
・塩こんぶ:大さじ1(お好みで増減しても)
・酢:大さじ2
・醤油:小さじ1
・料理酒:小さじ1
・塩:少々
・顆粒だし:小さじ1
・密封できる袋:1個
きゅうりと塩昆布の相性の良さ!