新じゃが、新たまねぎ、春キャベツ。春は新鮮な食材がたくさん出回る季節です。そんな春を感じる食材の中から、今回は新じゃがを使って、おつまみにもおやつにもなる一品をご紹介します。
この時期にとれる新じゃがは皮が薄いため皮ごと食べられ、皮をむく手間が省けます。そのうえ、皮と身の間に多く含まれるビタミン類を余すことなく食べられる有難い食材なのです。
じゃがいもには、ほうれん草やキャベツと同じくらい豊富なビタミンCが含まれています。しかも、デンプンで守られているため、じゃがいものビタミンCは熱に強いそうです。風邪予防などに有効なビタミンCですが、実はストレス耐性を高めてくれる栄養素でもあります。また、今回味付けに使うチーズは、体内で素早くエネルギーに変わる優れものです。
新年度を迎え、何かと気遣いの多い環境でストレスが貯まりやすいこの時期に「新じゃがのチーズまぶし」を食べて、心身ともに元気を取り戻し、明日もがんばりましょう。
新じゃがのチーズまぶし
【材料】
・新じゃが:3個
・サラダオイル(揚げ油):適量
○シーズニング
・粉チーズ:大さじ1
・塩:小さじ1/3~1/2
・砂糖:ひとつまみ
・コショウ:お好みで
・パセリ、ハーブなど:お好みで
【作り方】
1./シーズニングの材料を合わせておきます。
塊があればほぐしておく
2./新じゃがはしっかりと洗い、泥などの汚れを落とします。芽があれば取っておきます。
皮付きのまま食べやすい大きさのくし型に切り、水にさらします。
3~5分ほど水にさらす
3./フライパンに1cmほどの高さになるようサラダオイルを張り、弱めの中火にかけます。
菜箸を入れると細かい泡が静かに上がる程度まで温めます。
150〜160℃くらい
4./キッチンペーパーなどでしっかりと水気を取った2を3に入れ、時々返しながら揚げていきます。
低温から揚げて甘みを引き出す
5./新じゃがに串を刺してみて、中まで火が通っているか確認します。火が通っているようなら強火にし、きつね色になるまで揚げます。キッチンペーパーや網などにとって、油を切ります。
カラッとキレイな色に
6./5をボウルや紙袋に入れて、1のシーズニングと一緒にして混ぜ合わせて完成です。
全体的に行き渡るようまぶす
揚物の油分が気になる方は、粉吹き芋の要領で作ることもできます。
粉吹き芋風・新じゃがのチーズまぶし
【材料】
・新じゃが:3個
(今回は人参1/2本と合わせて使用していますが、なくても大丈夫です)
○シーズニング
・粉チーズ:大さじ1
・塩:小さじ1/3~1/2
・砂糖:ひとつまみ
・コショウ:お好みで
・パセリ、ハーブなど:お好みで
【作り方】
1./上記の工程1~2の要領で進めます。新じゃがは一口大に切ります。
食べやすい大きさに切る
2./鍋に水気を切った1と、皮をむいて一口大に切った人参を入れます。被るくらいの水を入れて茹で火が通ったら、茹で汁を捨てて弱火にかけます。軽く揺すりながら残った水分を飛ばします。
強く揺すると崩れるので注意
3./水分が飛び、表面に粉が吹いたようになったら火を止め、シーズニングを加えます。鍋を揺すりながら、全体にシーズニングをまぶして完成です。
蓋をして揺すれば飛び散らず安心
(監修:深尾由起子)