「Trick or Treat(トリックオアトリート)/お菓子をくれないといたずらするぞ」
子供たちのかわいい声が戸口に聞こえるのは、ハロウィン。毎年10月31日の行事です。古代ケルト民族のお祭りが起源とか。
『収穫を祝い、悪霊退散を祈る』というハロウィンの主旨に思いを寄せて、ハロウィン・クッキーを作ってみませんか。
カボチャとチーズのハロウィン・クッキーの作り方
ハロウィンといえば、カボチャ。柔らかくしたカボチャに、マスカルポーネチーズを練りこんで焼きます。マスカルポーネチーズは酸味や苦みが少なくクリームの風味がありますので、カボチャとよく合うのです。
目鼻と口は、ココア生地やレーズンで。型抜きを使えば早く作れますが、手作業も楽しいもの。不ぞろいでも不格好でも気にせずに。魔除けに効き目のありそうなお面に仕立ててくださいね。
【材料】
・カボチャ:100g(皮と種を取り除いて80gにして使用する)
・マスカルポーネチーズ:80g
・砂糖:30g
・薄力粉:150g(ふるいにかけ、 140gと10gに分けておく)
・ココア(チョコレートを細かく砕いた物でも可):5g
・水:小さじ2
・あればバニラエッセンス:2,3滴
・レーズン:適宜
【作り方】
1.カボチャの皮と種を取り、小さめのざく切りにする。ラップをふんわりかけて、レンジ600Wで5分加熱する。
2./柔らかくなったカボチャを、すり鉢で擂ってペースト状にする。フードプロセッサーにかけてもよい。
なめらかなペースト状に
3./2に小麦粉140gと砂糖を加えて混ぜる。初めは粉が多く感じられるが、そのまま混ぜ続けると、そぼろ状になる。手でこねて、一つにまとめる。あればバニラエッセンスを加えて混ぜる。
そぼろになったら手でまとめる
4./小麦粉10gとココアと水を混ぜて、団子状にまとめる。
5./3と4を、それぞれラップに包んで、1時間、冷蔵庫で休ませる。
材料の準備完了
6./5を厚さ3~5㎜位にして平らに伸ばす。4~5㎝ほどの長方形に切り、角を切り落として、カボチャの形に成形する。型抜きを用いてもよい。
7./5やレーズンで、目、鼻、口を作り、6に手で押さえて貼りつける。
8./かぼちゃの皮の緑の部分を三角に切り、カボチャの蔓として、6の生地に挟む。
かぼちゃお化け集合
9./170度に余熱しておいたオーブンで、15分焼く。
怖いぞ~!
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。