貝焼き味噌(かやきみそ、かやぎみそ)とは青森県津軽地方および下北地方の郷土料理。味噌をベースに具材と合わせ、ホタテガイの殻を鍋代わりにして作ります。具材はさまざまで、魚介類、野菜類は作る人ごとにすべて違うともいわれるほどです。本家は卵でとじますが、今回は味噌を強くするために卵は使わず、おにぎりの具にもなるように水分を少なくしてみました。
「貝焼き味噌」の作り方
ホタテは粗みじんに切ってしまうので、小粒の安価なもので十分です。また鍋代わりのホタテガイの殻がないので、そのまま食卓に出せる小さめの鉄鍋で作っています。たっぷりの長ねぎと鍋肌についた焼き味噌の香りがたまりません。
【材料】
・ホタテガイ(ボイル):100g
・長ねぎ:太いもの1本
・味噌:大さじ1
・日本酒:大さじ1
・ごま油:少々
【作り方】
1./長ねぎを大部分は荒く小口切りに、最後にのせるものだけは細い小口に切る。ホタテガイはザクザクと切る。
ホタテはザクザクと切っておく
2./鍋を熱し(フライパンでもOK)、ごま油を入れて熱する。そこに荒く小口切りにした長ねぎを入れて、香りが出て軽く焦げ目がつく程度に炒める。
ネギの香ばしい香りが立ってくる
3./味噌に日本酒を入れて溶いておく。2にホタテを投入して少し炒め、そこに溶いた味噌を入れてざっくり混ぜる。味噌が少し焦げて香ばしい香りがしてきたら出来上がり。食卓に運んで細かい小口切りの長ネギ、お好みで七味唐辛子を振る。
真ん中に味噌を入れてざっくり混ぜる
鍋肌で味噌を焼きつける
焼き味噌の香りが食欲をそそる