話題になる一品
春は、旅立ちや出会いの季節。ホームパーティーなどの機会もあることでしょう。
そんな時、ちょっと存在感を示せる一品がほしいもの。
「豆腐のピザ」を作ってみませんか。
豆腐をピザに仕立てる意外性、ピザ好きにはうれしい味、グルテンフリー、と話題にも事欠きません。大きな器から取り分けるので、人数のわからない時や、ドタキャン、ドタ参加に対応できるというメリットもあります。
意外な取合わせ? でもベストマッチング
ピザ生地の替わりに、水切りした豆腐を使うのがポイント。
食の意識が高いヨーロッパでは今、グルテンフリー志向が高まっています。
「豆腐ピザ」は、豆腐の淡白な味わいに、ひき肉と野菜のトマトソースがからまり、その上にとろーり糸を引くチーズ。三層のベストマッチングが、ドイツ人やイタリア人にも大好評。
トマトソースは、スパゲティソースとしても使えますので、たくさん作って冷凍しておきましょう。
【材料】
・木綿豆腐:2丁(1丁350gの物を2個使用。計700g)
・オリーブオイル:20cc
・ニンニク(みじん切りにしておく):1かけ
・合い挽き肉:200g
・ニンジン(あらみじん切りにしておく):1本
・玉ネギ(あらみじん切りにしておく):1個
・インゲン(あらみじん切りにしておく):50g
・シメジ(石づきを切り落とす):1パック(100g)
・赤パプリカと黄パプリカ(あらみじん切りにしておく):各1個
・トマト缶(カットトマト缶なら切らずに済む):1個
・ケチャップ:200g
・ブイヨン:8g(4g×2個)
・塩と胡椒:適宜
・ウスターソース:少々
・ハーブ(なくてもいいが、タイム、オレガノ、ローズマリーなどお好みで):適宜
・チーズ(溶ける物):500g
【作り方】
1./豆腐を水切りしておく。
2./フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクを香りがたつまで炒める。
3./2に、合い挽き肉、ニンジン、玉ネギ、インゲン、シメジ、赤パプリカ、黄パプリカを、順に入れて炒める。
4./3に火が通ったら、トマト缶、ケチャップ、ブイヨンを入れて10分ほど煮込む。
5./塩と胡椒で味を調え、ウスターソースを加えて、2分ほど煮て味をなじませる。
6./耐熱容器に、1の豆腐を横2つに切って入れる。
豆腐は崩れてもかまわない
7./6の上に、5のソースをかける。
あればお好みのハーブを振る
8./7をチーズでおおう。
粉チーズでもいい
9./オーブンを160℃に設定し、20分焼く。チーズが溶けて、軽い焦げ目がつけばOK。焼き足りない場合は、様子を見ながら、5分単位で加熱する。
出来上がり
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。