乾燥が続くこの季節。風邪をひいてしまっている方もいるのではないでしょうか。
「風邪をひいたときにはネギがいい」と、聞いたことがありませんか? 日本では昔から、ネギを首に巻いて寝ると、風邪の症状が収まるという民間療法があります。
ネギや玉ねぎを刻んだ時に独特の臭いがあり、目も痛くなることがありますが、これは、「硫化アリル」というネギなどのユリ科の植物に含まれる成分。同じくユリ科に含まれる「酵素アリナイーゼ」という酵素で分解され、「アリシン」という物質に変化します。
このアリシンには、疲労回復や血行促進作用、殺菌作用、胃腸の働きを促進させ、免疫力UPなどの効能があり、風邪の症状の緩和にピッタリの成分なのです。
この民間療法は、科学的にもしっかりとした根拠があるということですね。
しかし、ネギを首に巻くよりも食べることで、もっとネギを効果的に活用しましょう。さらに、油で調理すると、アリシンをもっとも効率よく摂取できるため、油料理が最適!ということで、今回は油で炒めてから酢漬けにした「長ネギの酢漬け」のご紹介! 花椒(かしょう)を加えることで、一気に本格的な味わいにレベルアップします! ぜひ風邪をひいたときや風邪予防にお試しください。
長ネギの酢漬けの作り方
【材料】
・長ネギ:2~3本
・オリーブ油:大さじ2
★調味料
・米酢:50cc
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1~2
・塩:少々
・胡椒:少々
・花椒:少々
【作り方】
1./長ネギは6~7cmほどの長さに切る。
2./フライパンにオリーブ油をしき、弱火で熱し、1の長ネギを全体がきつね色になるまで転がしながら炒める。
焦がさないように注意しよう
3./小鍋に★の調味料を入れ、混ぜながら溶かしていく。フツフツとしてきたら火を止める。
沸騰する直前で火を止めよう
4./深めの容器に2の長ネギを入れ、3の調味料を注ぎ入れ、15分ほど置いたら出来上がり。
ビールや白ワインにもピッタリ!