冬の大根は甘くきめ細やかでとても美味しいものです。寒風吹きすさぶ今の時期を利用して、割り干し大根を作ります。干すことで大根の甘味がぐっと増して歯触りも良くなり、長期保存もできるので、価格が安い時に作っておけばいろいろな漬物や煮物に使えます。今回は一例としてつぼ漬けを作ります。
「割り干し大根」の作り方
作り方はとても簡単です。よく陽が当たる場所で干し上げてください。
【材料】
・大根:適宜
・針金ハンガー:1本
【作り方】
1./大根を縦2つに割る。
2./1を葉の根元を残して4~5等分に縦に切る。
3./針金ハンガーにかけて陽のあたる風通しの良い場所で10日程度干す。
4./干し上がったら根元を切り落として出来上がり。
大根を縦2つに割る
葉の根元を残して縦に割る
針金ハンガーにひっかける
冬の陽差しで干し上げる
よく乾かすと長期保存も可能
「割り干し大根のつぼ漬け」の作り方
干し上げた割り干し大根を使ってつぼ漬けを作ります。調味液を作ったらあとは漬け込むだけです。乾きすぎの場合は、一度湯に30分程度浸けて絞ってから調味液に漬け込んでください。また漬けているうちに大根が調味液を吸ってしまった場合は、湯を少々足してください(調味液を再度入れると味が濃くなりすぎます)。
【材料】
・割り干し大根:1本分
・醤油:大さじ1と1/2
・日本酒:大さじ1と1/2
・酢:大さじ1と1/2
・砂糖:大さじ2(お好みで調整可)
・出汁昆布:3cm程度
・鷹の爪:1本
【作り方】
1./割り干し大根を水で洗う。乾きすぎて硬い場合は、湯に30分程度浸け、水を絞り、長さ3cm程度に切っておく。
2./出汁昆布をハサミなどで細く切る。鷹の爪は輪切りにしておく。
3./日本酒を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら砂糖を入れて溶かす。溶けたら酢、醤油を入れて火を止める。
4./保存容器に1,2,3を入れてよく混ぜる。
5./1日1~2回程度、調味液が大根に回るように上下を返して混ぜる。3日程度漬ければ出来上がり。
パリパリの歯触りが絶妙