ゆずがたわわに実る季節です。このゆずで韓国の伝統茶として知られる「ゆず茶」を作ります。お茶と言っても茶葉を使うのではなく、ゆずの実を砂糖で煮て作るものです。「ゆず茶」にはレモンの約4倍のビタミンC、クエン酸などが含まれ、風邪予防や美肌に効果があると言われています。「ゆず茶」を作った後は、残ったゆずの種と日本酒や焼酎で保湿力のある化粧水も作れます。作り方は「丸ごとゆず活用法2」で紹介します。
「ゆず茶」の作り方
ゆずは皮ごと使うので、できるだけ無農薬のものを選んでください。皮は白い部分に苦みがあるので、苦みを抜くために茹でこぼしてから煮込むのがコツです。また、甘味として砂糖の代わりにはちみつを使うとカロリーがカットできます。
【材料】
・ゆず:適宜
・砂糖またははちみつ:ゆずの重さの1/3~1/2(お好みで)
今が旬、採れたてのゆず
【作り方】
1./ゆずを洗って横半分に切り、果汁を絞って種を取り除く。果肉の入っていた袋を皮から外しておく。
果汁、皮、種、袋を別にしておく
2./1で外した袋部分をフードプロセッサーか包丁でできるだけ細かくみじん切りにする。
3./皮は千切りまたはみじん切りにして、2~3時間水にさらしておく。
4./鍋に水を入れ3を入れて火にかけ、沸騰させたらザルにあける。これを2回繰り返してザルにあげ、水を切っておく。
5./4、2と1で絞った果汁、砂糖またははちみつを入れて弱火~中火にかけ、20分程度煮詰めて少しとろみがついたら出来上がり。
材料をすべて入れて煮始める
煮ているととろみが出てくる
出来上がった「ゆず茶」は、カップに入れた熱いお湯に大さじ1程度を溶かしていただきます。体が芯から温まります。また、ジャム代わりにパンに塗っても美味しい!
(文責・編集部)
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