お正月休みも明け、今年もがんばるぞ……と思っていたのに、なんとなく体がだるいということはありませんか。
旬の長芋と明太子を和え物にして、召し上がってみてください。
長芋は漢方で「山薬(さんやく)」と呼ばれるほど健康に良い食材。明太子は、原料のタラコの旬が12月なので、今の時季に最良の品が出回っています。山芋にも明太子にも、疲労回復や風邪予防に役立つビタミン類やミネラルが豊富です。
風邪やインフルエンザが猛威を振るう前に、疲れた心身を立て直しておきましょう。
長芋の明太子和えの作り方
長芋は切った後に、濃いめの酢水に漬けます。アクを抜いて変色を防ぐだけでなく、酢がカルシウムの吸収を助けてくれます。また、酢はシュウ酸ナトリウムを中和しますので、手がかゆくなった時には酢水にひたすと、かゆみが引きます。
長芋に対する明太子の分量は、明太子の辛さやお好みにより、1/4くらいから始めて増やしてみてください。
【材料】
・長芋:100g
・明太子:25g (徐々に増やし、お好みの量まで)
・水:100ml
・酢:50ml
・醤油(お好みで):適宜
長芋と明太子
【作り方】
1./酢と水を混ぜて、酢水を作る。かゆみ防止のため、手を濡らして次の工程に進む。
2./長芋の皮をピーラーなどで薄くむき、短冊に切る。1に、10分ほど漬ける。
かぶるほどの水量で
3./2の長芋をザルに取り、水を切って、明太子で混ぜ合わせる。
4./お好みで、醤油を少量加えてもよい。
お酒のアテにも合う
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。