鶏のレバーとハツ(心臓)は肉のなかでも比較的安く売られています。安いうえに栄養価も高く頼もしい食材ですが、レバー独特の匂いが苦手という人も多いと思います。しかし、下ごしらえさえきちんとできれば、匂いも気になりません。また、じっくり煮ることで日持ちもし、冷めたままでも美味しくいただけます。もう一品が足りないな、と感じたときに活躍するおかずになります。
「鶏レバーの味噌佃煮」の作り方
鶏レバーは醤油ベースで煮る調理が多いのですが、今回は味噌ベースにして、レバーとハツに味をしみ込ませて佃煮風に煮つめます。レバーのねっとり感とハツのシコシコ感が絶妙です。
【材料】
・レバーとハツ:400g
・味噌:大さじ3
・日本酒:大さじ4
・本味醂:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・醤油:小さじ1
・出汁汁(昆布か鰹):100cc
・生姜:千切りで少々
・白ゴマ:適宜
・長ネギ:適宜
レバーにはハツが付いていることが多い
【作り方】
1./レバーは一口大に切る。ハツは縦に二つ割にし、脂や中心部にある血の塊を取り除いておく。
二つ割にして中心部をきれいにする
2/たっぷりの水を鍋で沸騰させ、そこに1を入れて10分程度中火で茹でる。その間、アクが出るので、すくっておく。
3./茹で上がったらザルにあける。一度水をかけてアクを流しておく。
茹で上がったレバーとハツ
4./鍋に生姜と出汁、味噌、日本酒、本味醂、砂糖、醤油をすべて入れて火にかけ、3を入れて中火で煮る。
5./焦げないように注意しながら、出汁汁がほぼなくなるまで煮詰めて出来上がり。仕上げに白ゴマと長ネギを散らす。お好みで七味唐辛子をふる。
出汁、調味料とレバーとハツを煮始める
汁がなくなるまで煮詰める
レバーとハツの食感の違いが美味しい!