夏野菜の定番といえば茄子。火を通すと柔らかく滑らかな食感になり、旨味も増します。今回は、疲労回復や夏バテ防止に効果があるとされるビタミンB1が豊富な豚肉を合わせ、椎茸の栄養と旨味たっぷりの干し椎茸の戻し汁を使って、夏向きの茄子の味噌煮を作ってみました(皮は、抗酸化作用のポリフェノールを含む)。
茄子そのもののクセのない甘みに、しっかりとした味噌煮のひき肉をからめて、柔らかく煮えた茄子をまるごと召し上がれ!
【材料】
・茄子:4本
・豚ひき肉:100g
・干し椎茸:4枚
・生姜:1かけ
・味噌:大さじ2
・みりん:大さじ4
・醤油:大さじ2
・干し椎茸の戻し汁:200ml
・かんずり:小さじ1
・青紫蘇:2枚
茄子をまるごと調理しましょう!
【作り方】
1./茄子は、ヘタを取り縦に8本ほど浅く切り目を入れる。水で戻した干し椎茸を、みじん切りにする。生姜は、すりおろす。
茄子には縦に切り目を入れる
2./鍋に茄子を並べ、豚ひき肉、生姜のすりおろし、みじん切りした干し椎茸を入れ、分量の干し椎茸の戻し汁とみりんをいれる。煮立ってきたら、灰汁を取り除き、分量の醤油を入れ、弱火で茄子が柔らかくなるまで煮る。茄子が柔らかくなる前に煮汁が少なくなったら、少し水を足して調整する。
椎茸の戻し汁が旨味アップの調味料
茄子が柔らかくなるまで煮る
3./茄子が、柔らかくなったら、味噌を入れ、最後にかんずりを入れて、茄子を崩さないように静かに混ぜる。煮汁が、ほとんどなくなるまで弱火で煮たら出来上がり。お子様用には、かんずりを入れる前に取り分けておくと、辛味のない茄子の味噌煮になります。
煮汁が少なくなったら出来上がり
4./お皿に盛り付けて、青紫蘇の千切りをたっぷりのせて召し上がれ!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。