煮豚は、作り置きにもなり便利なひとしなですね。今回は、味噌とハーブを合わせて、ひと味違う爽やかな味噌味の煮豚を作ってみました。
おうち時間でハーブの栽培をなさっている方もいらっしゃるでしょう。家庭で栽培したローズマリーなど、生のハーブを使うことで、優しく爽やかな香りが楽しめます。もちろん、乾燥ハーブを使っても大丈夫です。ローリエなどは、枝も一緒に入れてみましょう。味噌とハーブが、美味しいコラボになります。
【材料】
・豚肉:500g(肩ロースかたまり、三枚肉かたまり、など)
・ローリエ:生があれば1~2枝(乾燥ローリエでも可、5~6枚)
・ローズマリー:2枝ほど(お好みのハーブで)
・玉ねぎ塩麹:大さじ1
・日本酒:50ml
・味噌:80g
・みりん:大さじ3(甘めがお好みの方は、甜菜糖などを大さじ1ほどプラスする)
・卵:5個(お好みで)
・長ネギ:適量
ハーブをたっぷり
【作り方】
1./鍋にたっぷりの水(豚肉が被るぐらい)を入れ、豚肉とハーブを入れて中火で茹でる。乾燥ローリエを使う場合は、葉を折ることで香りを引き立たせることができる。
ハーブと豚肉だけを茹でる
2./煮立ってきたら灰汁が出るので、灰汁を丁寧に取る。灰汁を取ったら日本酒50mlと玉ねぎ塩麹大さじ1を入れてさらに豚肉が柔らかくなるまで茹でる。弱火で1時間ぐらい茹でることで柔らかくなりますが、短時間で茹でたいときは、圧力鍋を使うと15分ぐらいで柔らかく茹でることができる。茹でている間に、長ネギを千切りにして水にさらし、水気を切っておく。卵は、お好みのかたさのゆで卵にしておく。
灰汁は、丁寧に取る
日本酒と玉ねぎ塩麹は隠し味
3./柔らかく茹で上がった豚肉は、鍋から取り出す。茹で汁はこして、400mlほど取っておく。
茹で汁も優しい味
4./別の鍋か、一度きれいにした鍋に茹で汁400mlと分量の味噌とみりんを入れ、よく混ぜる。味噌が混ぜ合わさったら、新たなハーブと3で茹で上がった豚肉を入れて弱火で15分ほど煮る。時々、煮汁をかけたり、豚肉を回しながら、味噌の味を絡ませていく。
新しいハーブを使う
味噌の味を絡ませていく
5./最後にゆで卵を入れて、卵にも味を絡ませる。
ゆで卵も美味しい味に
6./食べやすい大きさに切って、盛り付ける。煮汁は、別の鍋で少し煮詰めてソースとして添える。
コクと爽やかさが美味しい煮豚!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。