以前紹介した「酒粕レーズン」(ラムレーズンを超える?!「酒粕レーズン」旨し)を使って、酒粕レーズンバターと酒粕レーズンアイスを作りましょう。バターもアイスも、レーズンを漬けた酒粕と一緒にいただく、ちょっと大人のおいしさです。
●「酒粕レーズンバター」の作り方
レーズンを漬けた酒粕はほんのり甘味がついておいしくなっています。そこで、これをバターに混ぜ込みます。酒粕の健康パワーをあますことなく摂りましょう。
【材料】
・レーズン:適宜
※オイルコートの場合は、一度お湯をかけてペーパータオルで水分をよく拭き取っておく。
・酒粕:適宜
※板粕の場合は、ほぐしてから日本酒かみりんで少しのばしペースト状にしておく。
・バター(有塩でも無塩でも可):適宜
【作り方】
1./みりんまたは日本酒で少しのばしてペースト状にした酒粕にレーズンを埋め込み、1週間ほど冷蔵庫に入れて酒粕レーズンを作る。
2./バターを室温で少し戻して、酒粕と同じぐらいの硬さにする。
3./レーズンを取り除いた酒粕とバターをよく混ぜる。割合はバター3分の2、酒粕3分の1程度。
4./3が混ざったら、酒粕レーズンを入れさっくりと混ぜて冷蔵庫で冷やし固めて出来上がり。
酒粕が3分の1入っているので普通のレーズンバターよりカロリーも抑えられ、ほんのりした甘味と日本酒の風味が格別!
●「酒粕レーズンアイス」の作り方
こちらもアイスに酒粕を混ぜて、黒みつときなこをかけたちょっと大人のスイーツです。
【材料】
・酒粕レーズン:適宜
・バニラアイス:適宜
・黒みつ(お好みで)
・きなこ(お好みで)
【作り方】
1./バニラアイスを少し柔らかくし、レーズンを取り除いた酒粕を混ぜる。割合はアイス4分の3、酒粕4分の1程度だが、お好みで加減する。
2./1がよく混ざったら酒粕レーズンを入れ、さっくり混ぜて出来上がり。お好みで黒みつときなこをかける。
酒粕の分だけ甘味が抑えられて、さっぱりとしたアイスになります。
酒粕とレーズンのダブル健康パワー
すでに何度か紹介していますが、酒粕には「レジスタントプロテイン」という食物繊維が含まれています。「レジスタントプロテイン」は胃では消化されにくく、小腸でコレステロールなど脂質をつかまえる働きがあります。また、タンパク質やミネラル、ビタミンにアミノ酸が多く含まれているので、疲労回復や健康増進に効果があると言われています。
一方、レーズンには、吸収が早く効率の良いエネルギーとなる果糖・ぶどう糖が多く含まれています。さらに血圧を下げたり、むくみを取ってくれるカリウムやカルシウム、鉄分などの重要な栄養素がバランス良く含まれています。
酒粕とレーズンのダブル健康パワーをおいしくいただきましょう。