ラム酒に浸けたラムレーズンは有名ですが、レーズンを酒粕に漬けると、意外にも日本酒に合う、ちょっとした和風のおつまみになります。酒粕の健康効果も合わせて、おいしく摂ることができます。
酒粕レーズンを作ろう
酒粕とレーズンさえあればあとは漬けるだけです。レーズンはできるだけオイルコート(表面に油がついている)でないものを選びましょう。
【材料・作り方】
・レーズン:適宜
※オイルコートの場合は、一度お湯をかけてペーパータオルで水分をよく拭き取っておく。
・酒粕:適宜
※板粕の場合は、ほぐしてから日本酒で少しのばしペースト状にしておく。今回は熟成した酒粕を使用。熟成酒粕は酒の風味がまろやかで、色が味噌のように濃い。
レーズンを酒粕に漬け、冷蔵庫に1週間ほど置いて出来上がり。簡単です!
日本酒との絶妙なマリアージュ
酒粕レーズンとキーンと冷やした日本酒は驚くほどよく合う組み合わせです。レーズンは酒粕で甘みが抑えられ、大人の味。もちろん酒粕ごといただきましょう。
酒粕もレーズンも健康パワーは抜群
酒粕には、以前ご紹介したみりん粕(幻の食材?!みりん粕「こぼれ梅」/2016.03.09配信)同様、「レジスタントプロテイン」という食物繊維が含まれています。「レジスタントプロテイン」は胃では消化されにくく、小腸でコレステロールなど脂質をつかまえる働きがあります。また、タンパク質やミネラル、ビタミンにアミノ酸が多く含まれているので、疲労回復や健康増進に効果があると言われています。
一方、レーズンには、吸収が早く効率の良いエネルギーとなる果糖・ぶどう糖が多く含まれています。さらに血圧を下げたり、むくみを取ってくれるカリウムやカルシウム、鉄分などの重要な栄養素がバランス良く含まれています。
酒粕ごとレーズンをいただくことで、両者の健康パワーをおいしく摂ることができるのです。
この酒粕レーズンを使った応用レシピも試作中です!近日公開予定ですので、ご期待ください。
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