【米酢を作る2】「米酢」を作る

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2018.07.28

前回は「米酢」の素になる、生きの良い酢酸菌がたっぷりの「種酢」を作りました。今回はいよいよ「米酢」を作ります。材料には純米酒を使用しますが、できれば淡麗ではなく濃厚な酒を選ぶとよいでしょう。

 

「米酢」の作り方

酢の作り方は簡単です。ただし、発酵している最中は極めて静かなので「本当に発酵しているの?」と不安になりますが、酢酸菌膜が張ってくれば、それは酢酸発酵してうまくいっている証拠です。あとは時が経てば酢に変化していきます。

 

【材料】出来上がり約900cc

・純米酒:300cc

・水:300cc

・種酢:300c

・ガラス瓶などの口の広い容器

・瓶のふた用のさらし、ペーパータオルなど:1枚

 

【作り方】

1./ガラス瓶などに、酒、水、種酢を入れる。

2./さらしやペーパータオルで口を覆って輪ゴムなどで留めてふたをし、直射日光を避けた場所に置く。

3./3~5日で酢酸菌膜が張り始める。

4./約1~3ヵ月すると酢酸菌膜が消え始めて、「おり」となって沈んでいく。これが発酵終了の目安。細口の瓶に移し替えてしっかり栓をして冷暗所で保管する。出来てすぐは濁っているが、3~6ヵ月ぐらい経つと「おり」が沈みきって黄金色の澄んだ酢になってくる。味も市販品とは明らかに違う、酸味がまろやかで優しい味がする。

きゅうりとわかめの酢の物に

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい